アネモネは熱を帯びるとは (アネモネハネツヲオビルとは) [単語記事]

アネモネは熱を帯びるとは、桜木蓮による漫画である。
『まんがタイムきららフォワード』にて2021年 1月号より連載されている。単行本は既刊6巻。
まんがタイムきららフォワード 2021年 7月号で、単行本発売前ながら表紙に抜擢されている。

ストーリー

本命ではない私立高校に進学した凪紗は、茉白という病弱な少女と出会う。その茉白は凪紗が受験に失敗するきっかけといえる少女で、茉白のことが気になって仕方ない凪紗は拒むのではなく「好き」になることで、自分を変えようとする。

登場人物

大槻凪紗（おおつきなぎさ） - 高校 1年生（物語開始時）。ボブハーフアップの子。隣の席に座る茉白のことが色々な意味で気になって仕方なく、そのために敢えて茉白に向き合い「好き」になることで自分を変えようとする。
かつて本命の進学校を受験しようとした際、倒れていた少女（茉白）を介抱して受験に間に合わなかったため、代わりに近所の私立高校を受験しそこに通うことになった。高校進学の際に髪型を変え眼鏡をコンタクトにするなど大きくイメチェンしている。家族は父と母と弟と妹2人。
小宮山茉白（こみやまましろ） - 高校 1年生（物語開始時）。黒髪ロングの子。性格は明るく人懐っこいが病弱で、気分が悪くなる度に保健室で休養する。あまり勉強はできない。過去凪紗に助けてもらったことは知らずに、凪紗の「好意」を受け入れていく過程で自分も凪紗のことが好きになっていく。体が弱く周りが気遣ってくれることを気にして、自分なりに努力しようとはしている。家族は父と母。
宇田愛明（うだあみ） - 高校 1年生（物語開始時）。二つ結びショートの子。凪紗や茉白のクラスメイト。あけっぴろげな性格で遠慮がない。凪紗達には宇田ちゃんと呼ばれており、宇田のほうは凪紗のことをなぎなぎ、茉白のことを茉白っちと呼ぶ。私服を着て学校に登校している。生徒会副会長の九折凜理と仲が良い。
南条水希（なんじょうみずき） - 高校3年生（物語開始時）。編み込みのあるロングヘアの子。生徒会会長。保健の先生が好きで、時々通っている保健室で出会った凪紗や茉白の関係に気づき、自分の恋愛事情を踏まえた上で凪紗に対して意味深な忠告をする。
九折凜理（くおりりり） - 高校2年生（物語開始時）。真ん中分けショートの子。生徒会副会長。生徒会長の南条水希のことが好きだが、保健の先生にぞっこんな水希にはなかなか想いを受け入れてもらえず、時には水希に強く迫ることも。宇田愛明のことを指導しているうちに宇田に慕われ仲良くなった。
早山朱里（はやまあかり）^[1] - 保健の先生。普段はクールな感じの人物だが生徒達の頼みにはきちんと接する。水希には先生と生徒の関係を超えた愛情を抱かれている。
ユカ - 凪紗の従姉妹。成人しているらしく、凪紗が昔と違ってずいぶん変わった事を感じている。
大槻咲（おおつきさき）・大槻雫（おおつきしずく） - 凪紗の幼い妹二人。姉の凪紗に懐いており、茉白と初めて会った時はどちらが凪紗と仲が良いか張り合おうとする。
滝 - 1年D組在籍の服飾部員。茉白と凪紗を文化祭出し物のモデルに誘う。明るく積極的な性格だが、男物の服は作るのが嫌い。
高松 - 1年C組在籍の服飾部員。滝と一緒に茉白と凪紗を文化祭出し物のモデルに誘う。おっとりした感じ。