イオン・キャノン(スターウォーズ)とは (イオンキャノンとは) [単語記事]

イオン・キャノンとは、映画【スター・ウォーズ】に登場する高度にイオン化された粒子、またはプラズマを発射する兵器。

概要

イオン・キャノンの発射するビームはレーザー・キャノンとよく似ているが、標的を物理的に破壊するようなことはない。イオン・キャノンは破壊する代わりに宇宙船の電子回路に過負荷を加えて溶かし、電子機器を破壊する。

電子機器というのは、センサー類、通信システム、シールド、火器管制システムなどである。

この兵器は、低出力のビームでは小規模なシステム障害しか誘発しないが、最大出力では敵艦を数分間行動不能に陥れることが可能であるため、如何なる戦いでも優位になる。

イオン・キャノンを防ぐ手段があるにはあるが、回避行動を事前にとることが推奨される。イオン・キャノンのビームを反射するようにシールドを再調整することは可能ではある。しかし、今度はレーザー・キャノンの攻撃に対して無防備状態になってしまう。

この兵器にも難点があり、照準が正確にできないことで味方へ誤射する可能性があった。さらに優秀な技術者が入れば短時間で復旧されることも可能と言われている。

主な使用目的は、敵の物資や重要人物などを無傷で確保する時や敵の足止めなどに使用される。

銀河大戦中（EP Ⅳ～EP Ⅵ）、イオン・キャノンは多くの宇宙船に搭載されていた。反乱軍のB-wingやY-wingといった強襲任務に就いた戦闘機は帝国軍の輸送艦を航行不能にし、積み荷を全て奪うためにイオン・キャノンを搭載していた。さらに、数隻のネビュロンBフリゲート艦とコレリアン・コルベットの拿捕にも成功している。

タレット、車両、戦闘機、宇宙船、宇宙ステーションなどあらゆる物に使われており汎用性の高さが伺える。

特例ではあるが、強力なイオン・キャノンになると、惑星間という射程距離を持ってる上に惑星の大気を蒸発させるほどの威力の物が存在を確認されている。