カマンベールチーズとは、白カビチーズの一種である。単にカマンベールと称することも多い。
全体を白いカビに覆われたチーズであり、チーズの女王という別名も持っている。
直径10センチと小ぶりであることと、濃厚でクリーミーなコクと上品で穏やかな風味が特徴。
元々軟質なチーズであるが、熟成が進むにつれて中心部がトロリとした液状になっていく。そうなったカマンベールは非常に型崩れし易くなるので、保管時や運搬時には頑丈な入れ物に入れて崩れるのを防ぐ必要がある。
さほど熟成が進んでいない若い物と、十分に熟成されたものとでは味わいが大きく異なる。前者はまだ香りが淡く、味わいやコクも軽く、まだ比較的硬い(指先で軽く押しても型崩れしない程度)。それに対して後者は、よく熟成されたチーズならではの力強い香りと濃厚なコクを堪能できる。また、断面から中身がとろけ出すほど柔らかくなる。
カマンベールはそれ単体で食べるのが一般的であるが、ライ麦パンやクラッカーに添えても美味しい。
また、カマンベールと同じくノルマンディー地方の名産品であるリンゴとは相性が良い。
カマンベールに合わせるお酒は、若い物なら味わいの軽い赤ワインを、熟成が進んだ物にはそれに見合う力強さを持つフルボディの赤ワインが良いとされる。リンゴから作るお酒の「シードル」や「カルヴァドス」との相性も良い。
風味が穏やかでしっかり形を保っている若い物は食材として用いるのも良い。衣を付けてフライにしたり、サラダに入れたりと工夫次第で用途は広い。
カマンベールとは、フランス北西部ノルマンディー地方のオルヌ県の小さな村の名前である。チーズにこの村の名前がついたのは、この村に住んでいたマリ・アレルという女性が始めて作ったという伝説からきている。しかし一説にはカマンベールチーズは実はそれより以前からあったという話もあるし、その上アレルは実はこの村には住んだことはなかったという話もある。つまり、実際の所良く分かっていないというのが正直な話である。
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最終更新:2024/11/30(土) 19:00
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