サイクサイク大嵐とは、2012年遊戯王世界大会ジュニアクラス決勝戦で起きた珍事件である。
2012年8月、日本の東京六本木で遊戯王の世界大会として10回目となるYu-Gi-Oh! World Championship 2012が開催された。
そのジュニアクラス決勝戦で甲虫装機を使う日本代表のToya Minami選手と兎ラギアを使う台湾代表のYu Hao Liou選手が対決、だがそのマッチ1戦目でデュエルは予想もしなかった展開を迎えることになる……
第1ターン 先行(Yu Hao Liou選手)
1.《レスキューラビット》を召喚、効果で《大くしゃみのカバザウルス》2体をデッキから特殊召喚、それを素材に《エヴォルカイザー・ラギア》をエクシーズ召喚、カードを4枚セットしターンエンド。
第2ターン 後攻(Toya Minami選手)
1.Yu Hao Liou選手が伏せていた《マクロコスモス》を発動。
2.Toya Minami選手が《強欲で謙虚な壺》を発動、《カードガンナー》、《甲虫装機 ギガマンティス》、《神の宣告》の3枚をめくり《甲虫装機 ギガマンティス》を手札に加える。
3.Toya Minami選手が《サイクロン》を発動し真ん中のセットカードを選択、《激流葬》を破壊。
4.2枚目の《サイクロン》を発動し自分から見て右端のセットカードを選択、《禁じられた聖槍》を破壊。
5.《大嵐》を発動、Yu Hao Liou選手が《スターライト・ロード》をチェーン、《大嵐》を無効にしEXデッキから《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚。
この後Toya Minami選手は《甲虫装機 ホーネット》を通常召喚するも《エヴォルカイザー・ラギア》の効果で無効にされ破壊されてしまう。
そして第3ターン、Yu Hao Liou選手は《ライオウ》を通常召喚し3体でのダイレクトアタックを決める。
残りライフポイントが1200になったToya Minami選手は次の自分の番である第4ターンで投了した。
1セット目を落としたToya Minami選手は2セット目を取り返すも、3セット目を落とし1対2で敗北してしまう。
この《スターライト・ロード》を警戒しつつも、2枚の《サイクロン》で3分の1と2分の1を外してしまったのが印象的ということでネタにされ、コピペやAAが作られる事になった。
サイクサイク大嵐の名称はこの時のプレイングからきており、サイクサイク大嵐スタロと呼ばれる事もある。
この時のプレイングの是非はしばし考察されているが、そもそもガチガチに固められた先行の場を返すのは現代遊戯王でも容易ではない。
お互いに最善を尽くした両デュエリストの健闘を称賛すべきであろう。
掲示板
9ななしのよっしん
2023/02/04(土) 15:28:47 ID: ZIkA5gllXi
10ななしのよっしん
2023/02/04(土) 18:52:49 ID: PAeLRRQxQO
一応もう1つの手としては初手大嵐→相手スタロ→上からサイクでマクロ狙う→相手がラギアをチェーンしたらその上からサイクでマクロ、チェーンしなかったらもう1枚の伏せをサイク
これでマクロ自体はかなりの確率で除去できる。神系や2枚目のマクロがあって残ったらもうどうしようもない
まあスタロがあるならサイクサイク嵐のほうが行ける可能性あるし普通そっち狙うけど、結果的にはこういうのもあるよって話
11ななしのよっしん
2023/02/06(月) 06:03:14 ID: BQyRwPqeSq
今思えば大嵐を撃たない方がいいというのは結果論か
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最終更新:2023/03/22(水) 19:00
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