ザ・キャッスルは、1985年4月にアスキーより発売されたパズルアクションゲームである。
第2回アスキーソフトウェアコンテストのグランプリ受賞作品であり、FM-7やPC-88、MSXなど、主に8ビットPCに対応・移植された。このほかにもPC-98などの16ビットPCや、マスターシステムなどの家庭用ゲーム機にも移植されている。
環境毎に性能がまちまちなため、機種によってマップなどに細かい差異が見られる。また、続編の「キャッスルエクセレント」(後述)のファミコン版でのみ、主人公が剣で攻撃できる仕様が追加されている。
魔王メフィストにさらわれたマルゲリータ姫を救うために、隣国の王子ラファエルは単身、姫が幽閉されたグロッケン城へ乗り込む。
主人公ラファエル王子を操作し、縦10×横10の100部屋からなる巨大な迷宮・グロッケン城から、マルゲリータ姫を見つけ出すのが目的。
城内の至るところが6色の扉で塞がれ、対応する色の鍵を消費しない限り先に進むことはできない。この鍵の回収・開ける扉の選択が、迷宮を攻略する基本である。様々なアイテムや仕掛け、魔物なども配置されており、それらを利用したパズルを解かなければ進めない箇所もある。
また、城内には姫のほかに2人の妖精がとらわれており、救出すると貴重な鍵や攻略のヒントを入手できる。さらに妖精の一枚絵が表示されるが、裸であるためか機種によってはこの演出がカットされている。
メインBGM&水中BGM | 無敵時BGM | 無敵時BGM |
ザ・キャッスルの続編として、高難度化した「キャッスルエクセレント」が存在する。1985年11月に発売しており、ザ・キャッスルからわずか半年後のことである。
ストーリーはおおよそザ・キャッスルと同様ながら、迷宮の構造やパズルが複雑化。鍵や扉の数も一気に増加し、熟練プレイヤー向けのゲームとなっている。
(『(FC)キャッスルエクセレント RTA』 コメント >>1583 より)
キャッスルエクセレントは1986年にファミコンでも発売された。
しかし、その内容は他機種のキャッスルエクセレントと比べても格段に難しいものになっており、ファミコン屈指の高難度パズルゲームとして知らている。
部屋数は従来通り100部屋であるが、各部屋が横に広くなり1画面には収まらなくなった。さらに配置された鍵と比較してはるかに多い扉の数、高精度の操作が要求される難解なパズルなど、普通にプレイしたのでは進むこともままならないどころか、容易に詰んでしまう。しかも、鍵の数を節約しない正規ルートの場合、100部屋もありながら正しいルートは一つだけである。さらに、見かけ上では鍵の所持数は9個が上限のようにみえるが、内部では255個までカウントされている。
また概要で述べたように、ラファエル王子が剣で攻撃できるようになったが、当たり判定の範囲・時間ともに申し訳程度で、しかも左右にキーを入力しなければ攻撃すること自体ができない。その上、対応するように敵のアクションも強化されており、この仕様で難易度が単純に下がるようなことは決してない。むしろ余計にゲームを難しくする要因となっていると言えよう。
初見はもちろん、上級者といえども一筋縄ではいかないゲームである。
掲示板
4 ななしのよっしん
2013/12/17(火) 04:35:18 ID: WWhEZsDbjW
いろんな機種に移植されていたけど、BGMが秀逸なのは
SEGA SG-1000版だったな。
メロディーの裏でハモリパートがちょっと入ってて、エコーっぽい響きもあり、
リズムパートも付いてて、とても聴きやすい仕上がりになっていた。
5 ななしのよっしん
2016/06/17(金) 02:36:20 ID: 4kJVvV1hSL
このゲーム、子供のころプレイして凄い好きになったんだけど
画面イメージとか横視点の探索ゲーとかBGMとか
そういうのは覚えてたんだけど、タイトルだけはどうしても思い出せなかった
そんで20年くらいずっと自分の中で謎だったんだけど、
最近タイトルが判明して凄いスッキリした
バーチャルコンソールとかにないかな・・・
6 ななしのよっしん
2019/07/05(金) 08:12:39 ID: 5ueSLMfWOw
うる星やつらのラムの飛行時のSEがこのゲームのジャンプのSEなんだわ。
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最終更新:2024/05/22(水) 07:00
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