シンカリオン 800つばめとは (シンカリオンハッピャクツバメとは) [単語記事]

概要

800系新幹線のうち1000 番台・2000 番台（新800系）つばめがベース。巨大怪物体が遠方から出現する事や、空中戦を予測し開発され、九州に配備されたシンカリオン。2種類のウイングが特徴的な、ダブルウイングシステムを搭載した空中戦を得意とし、空中戦での強さはシンカリオンの中でもトップクラス。また、運転士である大空レイも開発に携わっている。

新幹線モードは3両編成で、先頭車両と後尾車両が変形してシンカリオン本体となり、中間車両が武器庫となっている。後尾車両の表面部分が変形し、背部に装着される大型の「スワローウイング」が長時間の滑空を、脚部に存在する燕尾をモチーフにした「サブウイング」が空中での姿勢制御を担当しており、それら2種類のウイングによって空を舞う姿はツバメのようであると形容される。アニメでは、飛行する際にスワローウイングが緑色に光る演出が施されている。

初の飛行タイプのシンカリオンの存在には、ハヤトたち他の運転士も初見では驚きを隠せず、視聴者にもインパクトを与えた。また、スタイリッシュなデザインと空を飛んだ際の優雅な姿から人気の高い機体であり、速杉ハヤトを演じる佐倉綾音がもっとも好きなシンカリオンとして名前を挙げている。

桜島突入作戦では、レイが先走った結果、ウイングを破壊されて飛べなくなり、キトラルザスとの接触に失敗する失態を犯している。さらに、同じく飛行能力を持つブラックシンカリオンが仲間になり、オーバークロス合体が登場した新シリーズでは合体後全ての機体に飛行能力が備わったことから存在価値が薄れてしまったことは否めない。

作中ではE5はやぶさとのリンク合体を実現させている。詳細は「シンカリオン E5はやぶさ」の記事を参照。

パンタグラフアロー: パンタグラフのような形をした弓を左腕に装着し、右手で引き絞ってエネルギーの矢を発射する専用武器。敵に合わせて柔軟な対応ができる武器であり、連射して敵の攻撃を相殺する、照準を精密に合わせて狙撃する、エネルギー出力を上げて一撃のパワーを増した矢を放つなど、様々な攻撃で華麗に敵を射抜く。アニメでは光の粒子が燕の形に変化する演出が施されていた。
スワローウイング: 背中に装着した大きなウイングの名称。後尾車両の機首部分が変形したもので、長時間の滑空を可能とする。また、脚部の燕尾をモチーフにした「サブウイング」が空中での姿勢制御を担当しており、この2種類の翼を同時に展開することで空中を自由自在に飛行することを可能にする。