ダフォディルズダム(Daffodil's Dam)とは、1700年代生まれのサラブレッドの基礎繁殖牝馬の一頭で、20号族の始祖とされている。よって便宜上、20号族についてもこの記事で解説する。
生年は推定1715年で、父はサー・トーマス・ガスコインというイギリスの貴族が所有していた血統不詳の「外国馬(Foreign horse)」である。本馬に関する情報は少なく、スタッドブックにはダフォディルとダーラムズファイバリットという2頭の馬の母であることしかわかっていないようである。
ダフォディルは1725年に生まれた後、大馬主として知られる2代目ポートモア伯爵チャールズ・コリヤーという貴族・政治家の所有となり、マッチレースで活躍した。ただ、スタッドブックには記載が少なく、謎が多い馬である。
ダーラムズファイバリットはダフォディルズダムと馬名不詳のボールドガロウェイ産駒の間に生まれた牝馬で、この馬が一定の活躍をしたことで子孫が繁栄することになった。
1895年に発表されたブルース・ロウの分析では、本馬を祖とする牝系が英オークス、ダービー、セントレジャーで20番目に多い勝ち馬を輩出しているということで、「20号族」と命名された。
なお、20号族の分系はaからdまで存在し、それぞれ、バラエティー(Variety、1808年産)、エスカレード(Escalade、1846年産)、パームフラワー(Palmflower、1874年産)、ジェニーウィンクル(Jennie Winkle、1880年産)から分岐する。
20号族は世界各地に広がり、ミエスク、キングマンボ、ウォーエンブレム、アリシーバなどを輩出している。日本馬ではナイスネイチャ、イシノサンデー、クロワデュノールのほか、ミエスクの子孫のリアルスティール、ラヴズオンリーユーが、1994年に輸入されたラスティックベルの子孫のフサイチリシャール、ノームコア、クロノジェネシスがこの牝系に属する。
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最終更新:2025/12/06(土) 01:00
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