ディートリッヒ・ザウケン(Dietrich Saucken)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。
ゴールデンバウム朝銀河帝国軍人。帝国暦488年時点で30代の外見を持つ。ジークフリード・キルヒアイスの幕僚をつとめたのち、ラインハルト・フォン・ローエングラム直属の提督の一人となる。
石黒監督版OVAでの艦隊旗艦は<グングニル>で、黒髪で割れ顎の壮年軍人として描かれている。作画のぶれもあり正直カルナップとアルトリンゲンといまいち区別がつかないが、あえて言うと「顔がゴツイのがカルナップとザウケン、ゴツくないのがアルトリンゲン」「黒髪なのがザウケンとアルトリンゲン、茶色なのがカルナップ」といったところ。卿らもOVAをノーテロップで見返してザウケンとアルトリンゲンとカルナップを見分けてみよう。
いっぽう「Die Neue These」では、30代ほどの中肉中背といった印象の将校として描かれている。
もとはジークフリード・キルヒアイス麾下の幕僚(提督級)。キルヒアイスが捕虜交換でイゼルローン要塞に赴いた際、ハンス・エドアルド・ベルゲングリューン、ホルスト・ジンツァーとともに随行している(石黒監督版OVAではザウケンの代わりにビューローが随行)。
キルヒアイスの死後、同じキルヒアイス麾下だった僚友ウェルナー・アルトリンゲン、ロルフ・オットー・ブラウヒッチとともにラインハルト・フォン・ローエングラム元帥直属の艦隊司令官に転任する。階級は中将。ガイエスブルク要塞のワープ実験の際、見学している諸提督のうちに名前が出ている。
石黒監督版OVAではやや出番が増量され、帝国暦489年の“神々の黄昏”作戦に参加。翌年のバーミリオン星域会戦ではラインハルト艦隊の主力の一翼を担い、ヤンの罠にはまった指揮官の一人となった。
新王朝成立後、大将に昇進。「大親征」に参加。戦闘シーンではまったく登場しないが、第67話で軍議の場で発言している。
原作第2巻「野望篇」の捕虜交換のシーンで登場するのは帝国側ではキルヒアイスのみで、ザウケンの記述はない。ベルゲングリューン、ジンツァー、ザウケンの随行が明かされるのは外伝2巻「ユリアンのイゼルローン日記」796年2月19日条でのこととなる。
また、原作ではそもそも“神々の黄昏”作戦やバーミリオン星域会戦に参加したという記述はない。OVAでバーミリオン会戦の際に再登場するのは、第3巻雌伏篇にある「ラインハルトの麾下に転じた」旨の記述のためと思われる。そのせいか、石黒監督版OVAでもバーミリオン会戦直前以外の軍議の場などにはブラウヒッチ、トゥルナイゼン、アルトリンゲン、カルナップ、グリューネマンが並ぶだけで、ザウケンらしき姿は登場しない。
掲示板
1 ななしのよっしん
2015/03/03(火) 19:54:19 ID: 3DGUjazsfS
こ、この男がくるとは思わなかった…
次は幾度も話題に上がったメジャーキャラのアルトリンゲンかカルナップだろうか…
変化球でゾンバルト?
2 ななしのよっしん
2016/12/23(金) 02:16:33 ID: tPjdd4U8hi
この人ラインハルト直属艦隊の中で何か扱い悪いよね
ラグナロック作戦に呼ばれてないし
バーミリオンでヤンに包囲された時もザウケンだけ写らないし
旗艦グングニルのテロップが何故かない
3 ななしのよっしん
2017/11/03(金) 10:39:59 ID: 3flI4Yz+Pg
本来直属艦隊の補充・錬成部隊の指揮官だったんじゃないかなぁ?と適当に考えてみる。
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最終更新:2025/12/11(木) 01:00
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