バビットとは、日本の競走馬である。栗毛の牡馬であり、個性的な呼び方で有名。こどものおもちゃで出てくるキャラクターはひらがなの「ばびっと」である点に注意せよ(バビットで検索するとそれにかかわる動画もたまに出てくる)。
主な勝ち鞍
2020年:セントライト記念(GII)・ラジオNIKKEI賞(GIII)
2017年5月1日生まれ。父ナカヤマフェスタ、母アートリョウコ、母父タイキシャトル。
ナカヤマフェスタはステイゴールド産駒で、4歳時に宝塚記念を制し、凱旋門賞でワークフォースのアタマ差2着となり凱旋門賞勝利に一番近づいた日本馬と呼ばれるが、気性に難を抱えた馬。種牡馬としては大苦戦中で、2023年をもって種牡馬を引退した。
アートリョウコは門別・大井で6戦走り1勝した馬。5代母Gay Missileから始まる牝系からはサマースコール・エーピーインディ兄弟を筆頭に数々の名馬が輩出されているが、4代母Dry Flyを起点にした場合は日本で桜花賞馬ワンダーパヒュームなどを送り出した種牡馬*フォティンがバビットの祖母*グランスオークスの全兄にいる程度。
タイキシャトルはマイル路線を中心に活躍し、フランスのジャック・ル・マロワ賞も制したアメリカ産・日本調教の馬。
2018年のオータムセールにおいて浦河の育成牧場・グランデファームに150万円で落札され、その後は同牧場にて調教が積まれた。2019年の北海道トレーニングセールにおいて宮田直也オーナーに500万円で落札され、栗東・浜田多実雄厩舎に入った。
デビューは2019年11月24日の京都競馬場・芝1800m。ハナをとるまでに時間がかかるも残り1000mまでに先頭に立つ。だが、残り200mに差し掛かる前にレッドフラヴィアに差し切られ、そのまま4馬身ちぎられて2着。
未勝利戦に回った彼。2019年12月14日阪神・芝2000mは2番手から3番手につけるも、最後まで逃げたディープハーモニーを捕まえられずアタマ差2着。
3歳初戦は4月26日、福島・芝2000m。ここではテイルウォークとともに逃げ、3コーナーで振り落とすと、そのまま2着のロードライトニングを2馬身半ちぎって未勝利を脱出する。
勝ち上がった彼は5月23日の早苗賞(新潟・芝1800mの1勝クラス)。ここではロータスランドを後ろに従えて逃げ、ロータスランドにクビ差つけて勝利。
ここまでの4戦、騎手はバラバラであった。菱田裕二→古川吉洋→和田竜二→団野大成という流れで、主戦騎手というのは特にいなかったものの、2勝目を上げた団野騎手とのコンビでラジオNIKKEI賞に向かう…予定だったのだが、レース当日に事件は起きる。
ラジオNIKKEI賞当日、7レースでなんと団野騎手が落馬負傷。急遽内田博幸に乗り替わり、ここでも逃げを打ち、パンサラッサに5馬身差つける圧勝。急遽の乗り替わりで勝利した内田騎手は、
「団野騎手にいい競馬をしてバトンタッチしたいと思っていた。まだ若いし、またいい馬に乗れると思う。これをバネにしてもらいたい」
と、当時重賞未勝利で初重賞制覇のチャンスを逃してしまった団野騎手を労った。
その後も内田騎手とのコンビは続いて秋はセントライト記念に向かい、サトノフラッグに1馬身半差つけて逃げ切り重賞2連勝。
菊花賞(GI)はキメラヴェリテが大逃げを打ち、2番手で走る。4コーナーで先頭に立つが、直線でほどなく後続に抜き去られ10着に沈む。
その後、有馬記念でも逃げるが、最終直線に差し掛かるころには失速し13着に沈む。4歳初戦の中山記念は4コーナーに入る前につかまってしまい最下位の14着に沈んでしまう。
そして、屈腱炎を発症し、長期休養を余儀なくされる。
復帰は大きく遅れ、2022年(5歳)9月のオールカマー。騎手は横山典弘に変わった。やはり彼は逃げた。逃げの切れ味は失われてはいなかった。最終直線を過ぎても先頭をキープし、最後はジェラルディーナ・ロバートソンキー・ウインキートスには抜き去られたが、テーオーロイヤル・デアリングタクト・ヴェルトライゼンデらには先着した。
これを受けて天皇賞(秋)へ向かったのだが、この前のコラムで彼の厩舎での呼び方が明らかにされてしまう(スマホアプリ限定コラム)。それが「バ」という1文字なのであった。逆に言いにくくないかなぁ!?
レース当日、パンサラッサの大逃げに置いて行かれたバは2番手でのレースとなる。そのまま2番手でレースを進めるも、後ろからくる馬たちにことごとく抜き去られていき最下位15着に沈んだ。
6歳になった2023年。バはAJCCから始動するが、シャムロックヒルが逃げ、バビットは2番手に控える形に。4コーナーに差し掛かったところで先頭に立つが、直線で後ろからくる馬たちに抜き去られ8着に終わった。
今後バはサマー2000シリーズを見据えて動くとのことだが、そこまでかなり間が空くので、どこかで1戦はさむかは検討中とのこと、とのことだったが、結局復帰は秋までずれ込み、毎日王冠に。ウインカーネリアンが飛ばしていく中2番手に控えるも、最後失速し10着。福島記念へ向かうも逃げ馬が多く、4番手になってしまっては実力が出せるわけもなくブービー14着と惨敗。
7歳になった2024年。バは東海ステークスへ向かったが、東海ステークスはダートである。初めてのダート戦ではスタートで躓いたものの、ハナをとるところまではできた。だが3コーナー手前ではもういっぱいで、終わってみればブービーから2秒3、トップからは5秒2も離された最下位に撃沈。重賞でなければタイムオーバーもらうレベルの大差をつけられてしまうのであった。
さすがにこれではダートはないとなったので、バの次走は京都記念。こちらは1枠1番だったのに対し、もう1頭の逃げ馬、アフリカンゴールドが大外8枠12番となったこのレース。まずはバが先に出るがほどなくアフリカンゴールドが先頭に。3馬身ほど離れたところで前を見る形になったバ。アフリカンゴールドが1000mを59秒7というラップを刻むと、3コーナーでは5馬身差に。だが4コーナーで差はみるみる縮まり、ついに直線ではバが先頭に立つ。だが後続が一気に迫ってくる。最後はプラダリアとベラジオオペラにかわされてしまうも、後続のシュヴァリエローズはどうにかクビ差しのぎ切り3着は確保。賞金の加算には失敗するが、3歳のセントライト記念以来の馬券入りを果たすこととなった。
賞金加算ができなかったので大阪杯を除外され福島民報杯(L)へ向かうが逃げられず沈んでしんがり負け。その後鳴尾記念へ向かった。すんなりハナとりきって逃げるも、最初の1000mを58.7秒。直線途中までは先頭を保ったが、最後はどんどん抜かれていき、終わってみれば7着となった。それでも尾花栗毛の美しい馬体が逃げる姿はやはり映えるものであった。
ナカヤマフェスタ産駒はガンコが日経賞を制し、急遽ナカヤマフェスタが種牡馬復活する程のインパクトを残したが、ガンコは結局その後勝てず誘導馬になり後継種牡馬がまだいない状況。果たしてバは今後活躍して、数少ないナカヤマフェスタ産駒の後継種牡馬になれるかどうか。
ナカヤマフェスタ 2006 鹿毛 |
ステイゴールド 1994 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ゴールデンサッシュ | *ディクタス | ||
ダイナサッシュ | |||
ディアウィンク 1998 鹿毛 |
*タイトスポット | His Majesty | |
Premium Win | |||
セイレイ | *デインヒル | ||
*センスオブリズム | |||
アートリョウコ 2011 栗毛 FNo.3-l |
*タイキシャトル 1994 栗毛 |
Devil's Bag | Halo |
Ballade | |||
*ウェルシュマフィン | Caerleon | ||
Muffitys | |||
*グランスオークス 1990 鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Dry Fly | Mill Reef | ||
Gay Missile |
クロス:Halo 4×4(12.50%)・Thatch、Special 5×4(9.38%)
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掲示板
15 ななしのよっしん
2024/10/03(木) 08:23:50 ID: IxowpTcFrN
アドマイヤハダルが好みの模様
https://
16 ななしのよっしん
2025/02/16(日) 17:29:31 ID: X68vCmn4cM
京都記念4着はようやり過ぎとる 重賞勝利は厳しいけどまだまだ応援できるぞ
17 ななしのよっしん
2025/02/20(木) 17:50:11 ID: SlYss3PsDs
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最終更新:2025/03/27(木) 22:00
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