ファイナルラップとは、
1987年にアーケード用大型筐体ゲームとしてデビュー。82年に発売された「ポールポジション」の流れを汲む、F1をモチーフとした後方視点のレースゲーム。業界で初めて筐体同士を接続して多人数対戦を実現したのがこのファイナルラップである。最大8人でレースができたということで大ヒットを飛ばした一方、見ず知らずの人とレースを巡ってトラブルになるという事例もあったようだ。(この頃は乱入禁止の設定なんてなかったので、見ず知らずの人とレースになることもよくあった)
ゲームルール自体は一般的なアーケードのレースゲームと同じく、制限時間内に周回コースを規定回数周回するというもの。スタートラインを通るごとに制限時間が加算される。通信対戦の時はトップのプレイヤーがスタートラインを通ると全員同時に制限時間が延びるので、誰か一人が時間切れで途中脱落する、ということはない。
下位のプレイヤーに対してタイヤの性能、加速、最高速にプラス補正がかかるシステムが搭載されており、実力差がある相手とも白熱したレースが楽しめるようになっていた。下位プレイヤーがゴムで引っ張られるような様子から「ラバーバンド(ゴムひも)効果」と言われるが、本作のタイトルから「ファイナルラップ効果」と呼ぶ人も一部いた。
席ごとに異なるペイントのF1カー(当時のF1に実際に出ていた車両とほぼ同じ配色だが、ゲーム中では名前はでてこない)や背景など、グラフィックのリアルな描き込みも特徴であった。
後にこのシステムを元にしたバイクレースゲーム「スズカエイトアワーズ」も発売されている。
1990年発売。コースがU.S.A.(インディアナポリスをイメージしたオーバルコース)・Italy(モンツァ)・Japan(鈴鹿)・Monaco(モンテカルロ市街地コース)の4コースから選択可能に。対戦時は多数決で選ばれる。
1992年発売。ファン投票で選ばれた、シルバーストーン・ポールリカール・カタロニア・イモラの4サーキットを収録。
1994年発売のシリーズ最終作。FIA・FOCAのライセンスを取得、さらにフジテレビとタイアップして公式にマシンとコースを再現した。ホッケンハイムリンク・ハンガロリンク・スパ=フランコルシャン・インテルラゴスの4サーキットを実名収録。またチームロゴが描かれたり、ドライバーヘルメットの描写も詳細になっている。
ファミコンとPCエンジンに移植はされているが、完全移植はこれまで一作もない。
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最終更新:2024/05/13(月) 18:00
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