フサッグア

フサッグア(Fthaggua)とは、ドナルド・ワンドレイが自身のＳＦ小説の中で創造した宇宙人であり、今日、クトゥルー神話における古き者の一員である。

概要

自称：クティンガの王

科学の発達した未来の地球に接近したクティンガ彗星より炎の生物たち(Fire-Vampires, 炎の精)を引き連れて飛来、人間の生命力を餌とする。他の炎の生物たちと異なり本人のみ青い炎をまとっている。実はクティンガ彗星の住人はフサッグアただ一人で、炎の生物たちは分身もしくは操り人形であり、フサッグアが十万ボルトの電撃を受けて倒されると、炎の生物たちは消滅した。しかしフサッグアの正体は不明なままであった。

オーガスト・ダーレスがクトゥグアを創造するに際し、ここに登場する炎の生物たちをクトゥグアの配下であり子供たちとして登場させた（そもそもクトゥグア自体の外見が巨大な炎の生物）が、後にリン・カーターがクトゥグアの従者の炎の生物たちの首領の名はフサッグアであるとした為、晴れてクトゥルー神話界の一員となり、又、古き者(Lesser Old Oneの方だが）の一員ともなった。

なお、エンサイクロペディアでは、リン・カーターの説のうちフサッグアが炎の生物を率いている部分は認めているが、必ずしもクトゥグアの従者であるとは認めていない。

マレウス・モンストロルムでは炎の生物たちのなかでの唯一の存在として分類されている。

別名〈炎の精の王(炎の生物たちの王)〉。

炎の生物たちの王であり指導者で、クトゥグアとともにフォマルハウトの近くに棲んでいるという。炎の生物たちはフサッグアに従っている。

この知性を持つガス状の炎の塊はクトゥグアの子供であり、いずれ旧支配者となる存在であるとしている。

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登場作品："The Fire Vampires"(1933) -Donald Wandrei

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関連項目

• クトゥルフ神話
• その他(クトゥルフ神話)
  • 唯一の存在
• クトゥグア
• 炎の精