その他(クトゥルフ神話)とは、クトゥルフ神話における神性や生物の分類で「外なる神」「旧支配者」「旧神」「奉仕種族」「独立種族」に分類されない存在をまとめたものである。
大いなるものとは、クトゥルフ神話において地球のドリームランドにのみ棲息している神である。
神格の中で最も力を持たない存在であり、人間であっても知恵を使えば対抗の余地があるとされる。
大いなるものは外なる神に保護されており、人間は彼らを信仰し崇拝してときに交配することがあるという。そのような関係性のため、大いなるものやそのカルトが直接的に人類に危害を加えることはほぼない(0ではないが)。
上記から推察できるように、人間に善意的な神という傾向が強く、平時であれば敵対的な様子は見られない。ただし、当然ながら自身を傷つけようとした人間や悪意の強い人間相手であれば話は別であり、何らかの罰を下すこともある。
現実の地球に干渉することもあるといわれているが、あまりにも干渉しすぎるとニャルラトホテプを怒らせて滅ぼされてしまうという前例が存在している。
ただし、リリス(Lilith)については例外的で、最も頻繁に現実世界に干渉し人間を操るほか、ニャルラトホテプとも特殊な関係にあるとされる(そのやや邪悪な性質や出自の関係上、リリスは旧支配者・邪神として扱われることもある)。
地球本来の神々とは、一般的には大いなるものに加えて古来より地球で信仰されてきた神々(=従来から存在する神話や宗教の神々や、古代文明であるハイパーボリア等で信仰されてきた神々の一部)を指す用語であり、大いなるものよりも広義の意味で用いられる。
立ち位置の類似性があるため、作品によっては旧神と紐づけられる場合もあるほか、旧神の扱われ方次第では両者が統合されていることもある。そのため、下記リストの神々の一部は作品内で旧神と呼称されていることもあるほか、逆に旧神のページで紹介されている神々が地球本来の神々の一柱とされていることもある。
古来より信仰されていた神々ということもあって、こちらもまた人類に対しては好意的である例が比較的多くみられる。一方、旧支配者などと比較した際には弱い存在であると設定している作品が多い。
初期の設定では邪神、破壊神などもこの分類に含まれていたが、近年ではそれらの神々は旧支配者として再区分されている。また、善神、主神、創造神といった神々は近年では旧神に再区分されていることが多いため、検索の際などは注意が必要。
下級のドリームランドの神格は神話体系に属さない無数の小神である。
大いなるもの(地球本来の神々)と似ているものの、より力を持たないとされ、ドリームランドの特定の小さい地域や特定の人物にのみ影響力を持つ。オウクラノスとヨプはこの代表例である。
唯一の存在は
のどちらかに該当する個体が分類されるカテゴリーである。
つまるところ、旧支配者には及ばないものの、通常のクリーチャーを凌駕する力を持つ存在が多く含まれているカテゴリーであり、中には高い神性を持ち崇拝される存在すらいる。
また、その多くが旧神によって封印されておらず、主たる旧支配者復活のために活動していることも特徴的である。そのため、人類との接触機会も比較的多い傾向にある。
ただし、いずれの存在も旧支配者ほどの権能や不死性を兼ね備えているわけではないため、小説作品やTRPGの公式シナリオの一部では人間に撃破されている例もある。
前者はたいていその種族の長となって率いていることが多く、またそれ自身が崇拝の対象であったりすることもある。
崇拝されている存在は神格には及ばないものの、高い神性(ほぼ完全な不死性[2]や強力な精神干渉能力)を持つほか、個体によっては時間経過による旧支配者への進化の可能性を持つ。解釈によっては旧支配者と一まとめにされる場合もあるなど、人間から見れば神に近い存在である。
神性がそれほど高くなく崇拝対象でない存在も非常に強力な力を持つことは確かで、多くの場合種族の指導者と旧支配者への信仰のリーダーを兼任する。また、寿命を迎えることがない個体がいるなど、完全ではないにしろ不死性を持つことがあることも特徴。
前者に該当する個体の多くはその種族のプロトタイプのような存在とされる。ただし、種族の中で特別な地位に就いているわけではない強力な個体も時折存在する。
後者は多種多様であるため一概には言えないものの、その多くは非常に強力な性質や特殊な能力を持つとされている(例外はあるが)。
立ち位置については旧神や旧支配者に仕えるものから他種族や神格との関わりを持たず過ごすものまで様々であり、神が行使してもおかしくないような独自の特殊能力や魔術を持つものも多くみられる。下級のオールド・ワン[3]がここに含まれることもあるなど、まさにユニークな存在が多いといえる。
なお、一部の神格がこの分類に含まれる場合がある(媒体によっては外なる神や旧支配者として扱われる)。情報が不足している神や解釈揺れがある神、神格かどうか微妙である存在が変則的な形で分類されるケースが多い。
また、クトゥルフ神話作品に登場した伝承上の怪物や神話上の存在が該当することがある。登場時には原典の設定を概ね踏襲していることもあるが、クトゥルフ神話の世界観に合わせるために出自や性格に変更が加えられているものもいる。
以下のリストでは登場した作品での立ち位置や描写された能力・性質、TRPGでの分類や設定を元に細分化して該当する存在を記載している。
百万の恵まれたるもののように該当するものが複数存在する場合もあるが、いわゆる種族ではないために唯一の存在に分類されている。
彼らはクトゥルフ神話大系に直接組み込まれる存在ではないものの、一部小説作品やクトゥルフ神話TRPGで登場するか言及される形でクトゥルフ神話の世界に取り入れられているクリーチャー、種族である。
ただし、クトゥルフ神話の世界観に合わせるため、特定の神格への信仰があるという設定や、魔術的存在であるといった設定が付与された上で取り入れられることが多い。また、クトゥルフ神話の作風を踏まえ、邪悪・無慈悲な側面や人間に対し敵対的な側面を切り出して再構成した上で登場させていることも多い。
その他、本来の設定では個体数が〇体とされているクリーチャーや1体しか存在しないクリーチャーの場合、繁殖可能という設定を付与したり、実は数多く存在していたという設定を付与したりするといった対応がとられることもある。
なお、宗教との結びつきが強かったり、人類に好意的なイメージが強くあったりする神や存在、または種族の場合、本来の設定から大きく変えずにそのまま登場させる例も時折みられる。念のため、本来の設定を強く維持しているものに関しては出典を注釈で示している。
いずれのクリーチャーもクトゥルフ神話特有の存在ではないが、便宜上このページに記載する。なお、小説作品や海外サプリメントで取り入れられているクリーチャーも含むため留意してほしい。
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最終更新:2025/12/08(月) 19:00
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