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クトゥグア(Cthugha)とは、A.ダーレスが創作した(はずである)神の一柱である。なお、ダーレスは創作において何らかの元ネタを使う事が多いが、クトゥグアの元ネタは、ドナルド・ワンドレイの創造したフサッグアと想われる。
クトゥルフ神話における火を象徴する神性で、原文では「Cthugha」と表記される。
ナイアルラトホテップの天敵とされ、ナイアルラトホテップの地球の拠点の1つ、ンガイの森を焼き払っているほか、母星がフォーマルハウトであること、無数の光の小球を従える事が明らかになっているほか、この神性を呼び出す方法も明らかという、オープン(むしろオーブンか)な旧支配者。
初出はダーレスの『アンドリュー・フェランの手記』であるが、詳細が明らかにされるのは同氏の『闇に棲みつくもの』。
姿は自律する炎そのものである。古代には人間に崇拝されていた事もあり、人間との交信も可能。
なお、この神の召喚は失敗するとヤマンソが登場してしまう。ヤマンソは強さにおいてクトゥグアと同等(危険度はヤマンソの方が上とされる)なので、これを逆手に取ってクトゥグァを敵に召喚された場合、ヤマンソをわざと出現させて窮地を脱する手段もある。
ヤマンソやナイアルラトホテップがTRPGにおいて外なる神に分類されていることから、クトゥグアが外なる神に近しいレベルを兼ね備えていると推測する人も多い。
クトゥルフ神話におけるダーレス的世界観の中では比較的扱い易い神性であるためか、クトゥルフファンにとっては、それなりに馴染みのある名前ではある。本邦におけるいわゆるオタク層への知名度アップに貢献したのは、ニトロプラスの『デモンベイン』シリーズ及び、『這いよれ!ニャル子さん』あたりであろうかと推測される。
古代ローマのメルカース教会などで崇拝され炎の生物たちに奉仕されているという。
登場作品:『闇に棲みつくもの』-オーガスト・ダーレス など
フォーマルハウトが地球の地平線上に姿を現したとき、召喚の呪文を唱えればよい。
呪文に関しては、残念ながらここに記す事はできない。
どのようなコミュニティが、この記事を目にする事になるのかわからないからだ。
但し、ナイアルラトホテプを前にした際、最も有効な手段である事に疑いの余地はない。彼の神性の鋭敏な感覚に訴えれば、或いは、その身を守るひとつの手段になり得るかもしれない。但し、ナイアルラトホテプ側にクトゥグア召喚に熟知した者が居た場合、逆にヤマンソが現れて全滅ざせられる可能性もあるので、所詮は両刃の刃。
親兄弟については不明ながら、フサッグア率いるFIRE VAMPIRES(炎の生物)たちは、皆、クトゥグアの子供とされている。又、冷たき炎のアフーム=ザーもクトゥグアの息子。
この存在はクトゥグァの召喚に失敗し、その火の一部が地球に呼び出されることによって現われる存在である。考えているであろうことは辺り一帯を焼きつくすのみであり、エイボンですらこの存在を束縛する方法が分からなかったという。その姿はなんとなく炎をまとった雄牛のように見え、7本の角を持つ巨大で黒い炎であるといわれている。
その炎は光を吸収するために暗闇のなかで見ることは難しいが、熱によって知覚することができるかもしれない。ハイパーボリアやアトランティスで存在した教団「炎をもたらすもの」が崇拝していたとされ、永劫に火の神を地球に留めようとして行なった儀式によって大きな犠牲を受けることになった。
現在ではギリシャの地下の迷宮に捕えられ、いつの間にかミノタウロスの伝説の裏に隠れた真実となっているという。
登場作品:『The Secret of Knossos』-ギュンター・ダムバッハマイア
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最終更新:2025/12/11(木) 16:00
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