ムービー殺しとは (ムービーゴロシとは) [単語記事]

ムービー殺し（ムビ殺し）とは、音楽ゲームにおけるギミックの一種である。

概要

音楽ゲームの中には、視覚的演出としてムービーを組み込んだものがある。
また汎用ムービーの組み合わせだけでなく、楽曲に対して専用ムービーが作られる事がある。
本来楽曲イメージに沿った作りで視覚的に楽しませてくれるのだが、時としてプレイヤーの集中を乱すような自重しないムービーが存在する。
譜面属性としての「初見殺し」「ラス殺し」等になぞらえて、これらはムービー殺しと称されるようになった。

アーケード音楽ゲームにおける概念「選曲難易度」を上げる一要素であるが、場合によってはプレイ自体の難易度にまで影響する事もある。
ジャケットが自重していない「ジャケット殺し」に比べ、プレイ中に大画面で映される分その影響力は強い。
羞恥プレイ的な意味でも集中力を削りにくる等の可能性があるため、選曲する際は注意されたい。

主なムービー殺し曲

She is my wife (IIDX/DDR)
「なんだ汎用か…」と思わせてから突然に挿入される満のアップ、そしてbeatnation Recordsのダンス。
DDRにおいてもダンサー汎用演出からのフェイントが実装され、全画面ムービーでより破壊力を増した。
SA.YO.NA.RA. SUPER STAR (IIDX)
満ソロのダンスに始まり、beatnation Recordsによる見送りシーン等が盛り込まれたカオスな一作。
譜面が終わった後に待ち受けている、あまりにも笑撃的な「ラス殺し」に要注意。
only my railgun (DDR)
＼でっかくなっちゃった！／
まさかの版権曲、公式 PVと音ゲーを併せた結果がこれである。だいたいマギー審司のせい。
突撃！ガラスのニーソ姫！ (IIDX)
萌え路線ド真ん中をブチ抜いていくかのようなキャラデザ、曲に合わせた「いやぁぁぁぁぁぁ」「らめぇぇぇぇぇぇ」。
楽曲自体の電波ぶりと相まって「全ての電波が過去になった」とまで評された問題作。
Dazzlin' Darlin (IIDX/DDR)
「次回からはベルトに手をかけて踊る事は激しく自重しようかと思います。反省。」
Daiによるダンスムービーであるが、上記公式コメントが全てを物語っている。
お米の美味しい炊き方、そしてお米を食べることによるその効果。 (pop'n)
ジャケット殺しの一面を持つ当曲だが、ポップン限定でムービー殺し要素も持っている。
「お米を大事に」「お米大好き」といったテロップがじわじわくる。表示が小さいのが救いか。