両国国技館とは、大相撲の興行のための施設で、東京都墨田区横網にある。
管理運営は日本相撲協会。
1950年から1984年まで存在した蔵前国技館の老朽化に伴い、それに替わる新たな国技館として建設され、1984年11月30日に完成。翌年の1月場所より本格的な運用が開始された。
実は戦前には両国で大相撲が行われており、現在の国技館は二代目にあたる。
電光掲示板、エレベーター式のやぐらと土俵に加え、当時としては最新鋭の音響設備も完備。構内には相撲博物館や相撲診療所も完備するなど、まさに「相撲の殿堂」である。また大相撲以外にもプロレスや格闘技、ボクシングの大会、コンサートなどにも対応可能な汎用性の高さを誇る。
ちなみに総工費は150億円で、すべてを借金無しで賄ったとか……凄い。
両国国技館のもうひとつの顔、それは「プロレス・格闘技の殿堂」である。
新日本プロレスの夏の本場所にして「プロレス界の夏の風物詩」となっている「G1 CLIMAX」決勝戦が行われたり、DDTプロレスリングの夏のビッグマッチ「両国ピーターパン」が行われたり、2012年大晦日にはIGFが「INOKI BOM-BA-YE 2012」を開催。2015年からは大日本プロレスも夏のビッグマッチ「両極譚(りょうごくたん)」を開催(デスマッチを売りとしている団体であるが、蛍光灯・ガラス・画鋲など、飛散する凶器の使用は禁止)。WWEでも2010年以降、WWE Liveとしてハウスショーを開催している。女子プロレスでは全日本女子プロレス(全女)やJWP、LLPWが大会を開催しており、2013年4月29日には、スターダムが団体初のビッグマッチ「両国シンデレラ」を開催。
ちなみに蝶野正洋いわく「メジャー・インディー問わず、両国でビッグマッチを打つのは大変」なんだとか。
大相撲で格下の力士が格上の力士を倒し大金星を上げた時に、観客席から大量の座布団が投げこまれる事から「座布団の舞」と呼ばれ、大相撲では一種の名物となっている。
大相撲以外では、1991年に開催されたG1 CLIMAX第1回大会決勝戦で、蝶野正洋が武藤敬司を破り初優勝を達成した際に、下馬評を覆した蝶野の大活躍に満員の観客が酔いしれ、大量の座布団が舞った。
ちなみにこれ以降、新日本プロレス両国大会での観戦の際、座布団の使用は禁止されているので、G1を含む両国大会を見に行くプロレスファンは注意しよう。
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最終更新:2025/03/24(月) 07:00
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