健康で文化的な最低限度の生活とは (ケンコウデブンカテキナサイテイゲンドノセイカツとは) [単語記事]

健康で文化的な最低限度の生活とは、柏木ハルコの漫画である。2018年 7月より関西テレビでドラマが放送された。

概要

タイトルは、日本国憲法第25条第1項の“すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する”という文言から。

小学館『ビッグコミックスピリッツ』で2014年第18号から連載中。人とコミュニケーションを取るのが苦手な主人公の義経えみるは生活保護を扱う福祉事務所に配属され、受給者たちと向き合うことになる。

性や恋愛をテーマにした作品を描いてきた作者が、まったく異なるテーマに挑んだことで話題になり、福祉の現場からも評価されている。柏木によれば、コミュニケーションが軸になっているのはこれまでの作品と変わらない、とのことである。

2018年 7月17日（火）にスタートするドラマでは、吉岡里帆が主人公の義経えみるを演じる。110世帯もの生活保護受給者たちを担当する22歳の新人ケースワーカーが悩みながらも“誰かの人生”に寄り添い、成長していく姿が描かれる。共演はえみるの指導係半田明伸役に井浦新、えみるの担当受給者・阿久沢正男役に遠藤憲一、同期の新人栗橋千奈役に川栄李奈など。