全人類ニコニコ計画

全人類ニコニコ計画とは、ニコニコ普及委員会が推し進める計画である。

序文

2000年代中頃から以降、ネットの進化はもっぱら情報のデータベース化へと向かい、ネットの価値はそのままビジネスモデルとしての可能性に置き換えられた。それに伴い、無駄なものはことごとく排除され、徹底的な効率化、能率化が声高に叫ばれるのであった。

そんな時代の流れに待ったをかけたのが、2006年12月に誕生したニコニコ動画である。ニコニコ動画は、まさに“無駄”そのものにスポットライトを当てたサービスであると言えるだろう。生きていくうえで意味の無いこと、必要ではないこと、くだらない馬鹿げたこと、それはたいていの場合多くの“大人”が眉をひそめるものである。しかしよく考えて欲しい。生活に必要なもの、すなわち“資源”は、いつの時代でも戦争の火種となってきた。我々人間はたかが油一滴に翻弄され、多くの命を犠牲にしてきたではないか。

生きていくうえで必要の無いものだからこそ、実現できる平和もあるのかもしれない。

現在、世界は愚かなマネーゲームが引き起こした大恐慌という瀬戸際に立たされている。こんな時代においてすら、いやこんな時代だからこそ、我々に必要なものは“笑顔”なのではないだろうか。

ニコニコ普及委員会は、争いの無い“笑顔という名の資源”を提唱し、先立つものの無い“純粋な娯楽”の場を提供し続けることで、人々の人生に“無駄”の二文字を添えるべく、全人類ニコニコ計画の推進に努めていく所存である。

2008年12月31日　ニコニコ普及委員会

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関連項目

• ニコニコ宣言