勘解由小路とは、日本の苗字、地名である。実在する苗字としては「かでのこうじ」と読む。
平安京の勘解由小路(こちらの読みはかげゆこうじ/かでのこうじの両方が見られる)という通りを由来とする苗字で、公家の苗字として知られる。
代表的な家の例として、平安時代から戦国時代にかけて賀茂氏嫡流(陰陽師)、江戸時代には藤原氏日野流烏丸家の分家の二つの家が勘解由小路を名乗っている。それぞれ関係はなく、賀茂氏の勘解由小路家は江戸時代初期に断絶している。
日本で現在実在している中では、2つしかない五文字の苗字のひとつである。藤原氏日野流烏丸家分家の子孫が山口県に住んでおり(1922年生まれ)、全国的に見ても非常に珍しい苗字となっている。
その現当主の勘解由小路資淳氏は小説家・武者小路実篤の養子となってから勘解由小路家の当主となったらしい。
太平洋戦争中海軍に所属していた資淳氏は点呼を受けた際、自分の名前を呼んでもらえず、「今、名を呼ばれなかった者がいるな。名乗れ」と上官に言われ、「ハッ!カデノコウジスケアツであります!」と答えたという話がある。
ちなみに当記事作成年が2010年であることもあり、資淳氏については「現当主」と書いたものの、2023年時点でもご存命かは不明。ただ、当記事掲示板>>2によるとご子息に苗字が受け継がれているらしい。
平安京にあった勘解由小路は、現在の京都市の下立売通と部分的に位置が重なる。ただ、勘解由小路は現在の京都御苑の中も貫通している一方で、過去の大内裏(平安宮、現在は宅地化している)の中は通っていないため、勘解由小路と下立売通が完全一致するわけではない。
勘解由小路の名前の由来は、平安時代の役職である「勘解由使」の庁がこの通りの平安宮内の延長線付近に一時期あったことからと推察されている。
現在の地名としては京都市上京区、室町下立売を上ったところに「勘解由小路町」が残り、これは「かげゆこうじちょう」と読む。京都府庁と京都御苑の間にある。
掲示板
5 ななしのよっしん
2017/12/24(日) 06:24:38 ID: UYHMjUOzVB
まだご存命、良きかな良きかな
6 ななしのよっしん
2019/05/17(金) 22:56:56 ID: Yq3+Knb+8i
7 ななしのよっしん
2019/09/22(日) 03:14:31 ID: IssFzLQZIq
HELLO WORLD(映画)で初めて知った
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最終更新:2024/05/12(日) 00:00
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