医者要らずとは (イシャイラズとは) [単語記事]

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医者要らず。言い換えれば「おばあちゃんの知恵袋」。

概要

体にとてもよく、これさえ食べておけば、これだけやっておけば、医者が出るまでも無く健康でいられると言われて来たもの。

現代になってから科学的根拠があったと実証されたものもあれば毒にも薬にもならないもの、逆効果なのでやってはいけないものなど様々。

良いと信じられてきた理由も様々で、先祖代々そうしてきたから、栄養があるから、美味しいから、むしろマズイから、風水的にいいから、昔の偉い人が食べていたから、何々に似ているから、神の加護を受けているから、などなど。先人たちが霊妙不可思議な人体を知識も道具も何もない状態から経験と推測を元に「科学的に」解明しようとした結果の一部でもある。

今では一言で言ってしまえば単なる迷信であるが、人間は効果があると信じるだけである程度目的の効能を発揮してしまうので、明らかな害が無ければそれでいいのかもしれない。しかし、現代でもインチキにそれらしいデータを捏造すれば多くの人は騙されてしまう。知識を持っていない人を狙った邪な商売に利用されやすいのでよくよく注意しなければならない。

これは日本に限った話ではなく、世界中どこでも見られることである。例えばヨーロッパのどこかではくるみの形が脳みそに似ているから砕いて頭に乗せれば頭痛が治るとされていたらしい。