双子座のカインとは (ジェミニノカインとは) [単語記事]

双子座のカインもしくは双子座のアベルとは、漫画聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話の登場人物である。

概要

本来双子座の聖闘士とは八十八の聖闘士の頂点に位置する十二人の黄金聖闘士のうちの一人のはずである。しかしカインとアベルは例外として二人が双子座の黄金聖闘士として存在しており、一方が現れてはもう一方がすぐに消えるということを繰り返していてその謎はいまだ明かされていない。

アベル

兄弟の弟。最初に登場した。
邪悪で利己的な男。人の命や心をもてあそんだりアテナを利で裏切ろうとした。
立て続けに黄金聖闘士二人を下した天雄星ガルーダの水鏡の必殺技を片手で難なく封じ込めた程の実力者。黄金の中でも群を抜いているとさえ言わしめた。

カイン

兄弟の兄。
対峙した水鏡からは正義の小宇宙を発している、力と正義をかねそなえた真の聖闘士であると言われており、己の中に固く秘密を閉ざしていた水鏡でさえ手を差し伸べられただけでその苦しみを吐き出しそうになった。
アベルと同等以上の実力者で、作中きっての戦闘力を持つ水鏡やフェニックス一輝でさえ見切れないほどの光速拳を繰り出すことができる。
絵に描いたかのような人格者ではあるのだが、一輝にアベルを探しているのは一人芝居ではないのかと指摘された時は、"貴様になにがわかるかぁ―――ッ"と激昂し彼をボコ殴りにしていた。どう見ても八つ当たりである。が、それほどカインの憂いが深いということでもあるのだろう。

二人の秘密

カインは自分の苦しみは神の悪戯によって生み出されたことに由来していると述懐している。そしてその時のカットはカインとアベルの顔が一つの脳を中心に対になっているというものであった。多くの読者はここで二人が文字通りの一心同体であることを疑ったことだろう。
また、カインが善を、アベルが悪を担っているかのようであるが、アベルはカインの心の裏にも悪が隠されていると指摘しておりそれを聞いたカインも動揺している。