口を少し開けて授業を受けるのび太 単語

クチヲスコシアケテジュギョウヲウケルノビタ

1.4千文字の記事

口を少し開けて授業を受けるのび太とは、映画ドラえもん のび太と雲の王国』の冒頭で登場する、授業で片手に鉛筆を持って座っているのび太の様子である。

概要

SNS上で、集中線のように周囲がぼやけた加工(ブラーエフェクト)がされた状態で投稿されることがある画像の1つ。

に何かをいた様子として投稿される。X(Twitter)過去投稿を辿ると、おそらくこの画像が頻繁に使われ始めたのは2022年5月ごろからと思われる。

もとは先に述べたように映画ドラえもんの1シーンである。元の場面にブラーエフェクトはなく、周りのクラスメイト普通に映っている。

元の場面

理科の授業で、先生が発生する原理の説明をしている場面。

  • は高度や気条件により様々な形をとる
  • は大気中の分が冷えての粒になったものである
  • の粒が大きく重くなるとになる
  • 気流により電気を帯びれば雷となる

上のような説明をしており、のび太はずっと口を少し開けて先生の話を聞いていた。画像として使われているのはこの場面である。

説明の後、先生は「何か質問はないかな?」と尋ねる。するとのび太挙手をし、「天国なんかのあるはどの辺に浮かんでるんですか?」と質問をしてしまい、多くのクラスメイトに驚かれた後笑われてしまう。この後の話はドラえもん具の「かためガス」を使って実際に天国を作っていく方向に進んでいく。

ちなみに、原作漫画ではの種類を解説したコマが半ページ分入り、残り部分で先生の原理の講義を4コマ分行った後、最後のコマ先生の「さて、なにか質問は?」との問いの後そのまま次のページのび太が直接質問するコマが入っているので、上記のような授業を聴いている場面はい。

おそらく元の場面では、のび太は特に何かをいたわけではないと思われる。のび太は授業後に自分で調べてきた天国神話実話だと思い込んでいたうえに、世界の様子を測定している人工衛星の存在を知らず、実際に天国があると信じていた。の説明についても、天国が存在する前提で聞いていた可性が高い。例えば表情が変わるなど、その場で天国についていたような描写は特にない。

但し、後にかためガスで王建造に励む際にはドラえもんに対して「蒸気の塊なので固まるとになって落ちていくハズでは?」との質問をしているので、ある程度は先生の話を理解していたと思われる。(なお、この質問にドラえもんは鋭い!と褒めたが、「いい質問だけどその説明は長くなるのでやめておこう」と語り、かためガスを固める仕組みは解説されずじまいだった)

しかし、こののび太の純思い込みは後に真実であった事が発覚し、地上世界ひいては地球文明の未来に関わる事態へと発展していく。

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