嵯峨野観光鉄道とは、嵯峨野観光線の運営を行っているJR西日本子会社である。ここでは嵯峨野観光線についても取り扱う。
山陰本線嵯峨駅(現:嵯峨嵐山駅)~馬堀駅間を山肌に沿った経路(旧線)からトンネルで通過する経路(新線)に1989年に切り替えた。この切り替えにより山陰本線としては廃止となった旧線を観光鉄道として活用するために1990年に設立された。
旧線を整備のうえ1991年4月に「嵯峨野観光線」として運営を開始。京都市側起点となるトロッコ嵯峨駅に隣接する19世紀ホールやジオラマの運営も行っている。
管轄駅はトロッコ嵯峨駅・トロッコ嵐山駅・トロッコ保津峡駅・トロッコ亀岡駅の4駅で、トロッコ嵯峨駅~トロッコ嵐山駅間は山陰本線(嵯峨野線)との共用区間。一方の馬堀駅側では嵯峨野線との線路接続はしておらず、車止めが設置されている。
なお、線路自体は第二種鉄道事業者であり、親会社のJR西日本が第一種鉄道事業者となっている。
トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅間7.3kmの路線で、山陰本線旧線を活用している。このため、トロッコ亀岡駅以外の3駅の所在地は京都市である(嵯峨野線保津峡駅は亀岡市扱い)。
全駅が単式ホーム1面1線で交換設備はない(旧線時代の保津峡駅の交換設備はトロッコ化の際に撤去)。このうち、唯一の単独駅であるトロッコ嵐山駅は嵯峨野線下り線との分岐部とトンネルの間の僅かな空間にあるためホーム長が短く、ドアカットを実施している。
全列車普通列車で、最高速度は35km/h。全車指定席のため、指定券の購入が必要である。かつてはe5489でも取り扱っていたが、2024年に取り扱いを終了した。
水曜日(休日除く)及び冬季は運休し、冬季運休中に車両や設備のメンテナンスが実施される。
なお、車両メンテナンスは米子にある後藤総合車両所に回送のうえ実施。それ以外の運休時には梅小路で留置される。
| 駅名 | 乗り換え |
| トロッコ嵯峨駅 | JR西日本嵯峨野線(嵯峨嵐山駅)、京福電気鉄道嵐山本線(嵐電嵯峨駅) |
| トロッコ嵐山駅 | |
| トロッコ保津峡駅 | JR西日本嵯峨野線(保津峡駅) |
| トロッコ亀岡駅 | JR西日本嵯峨野線(馬堀駅) |
トロッコ亀岡駅の最寄り駅が馬堀駅であるため、馬堀駅には乗り換え案内の横断幕が掲示されている。
牽引車として機関車DE10形(1104号機)、トロッコ客車としてトキ25000形を改造したSK100形3両、SK200形1両、SK300形1両の計5両使用している。SK300形「ザ・リッチ」のみ開業後増備車でそれ以外は全て開業時から運用している。また、機関車の予備機として1156号機(JR西日本所有)が同一塗装となっている。
機関車付け回しができないため、機関車はトロッコ嵯峨駅側に連結している。
老朽化のため、機関車・客車ともに2027年春に新型車両へ置き換えられる。機関車は電気式気動車へ更新し、客車は4両編成でGKデザイン総研広島が監修を実施。電気式気動車予備機についてはJR西日本が同一塗装で保有する予定。
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最終更新:2025/12/10(水) 22:00
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