巻藁 単語


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マキワラ

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巻藁とは、武道の鍛錬器具である。

  1. 弓道において至近距離で矢を受ける俵状のもの
  2. 居合などの試に使うもの
  3. 空手の鍛錬に使うもの

の三種類がある。ここでは3.について記述する。

概要

空手における巻藁は、大抵の流において最も重要視される鍛錬器具といっていい。拳は脆い。素人が思っているよりもかに壊れやすく、そして痛覚は鋭敏である。手の感覚の鋭さを思えば当たり前ではあるのだが。

かくして拳の脆さをするため、空手は巻藁を打つ。打ち方は幾通りもあり、正拳、裏拳、手刀鉄槌、肘打ちあたりが一般的である。これを行うと、に見えて手の衝撃耐性が上がってくるのが分かる。サンドバックでは味わえない楽しさがあるので、一度試してみることをお勧めする。

作り方

最も普遍的な、埋め立て式の巻藁の作り方に付いて記す。

  1. ホームセンターで木材を買ってくる。編集者は最初長さ六尺の材を使った。よほど背が高くない限りこれで大丈夫だと思われる。これを斜めに切り分けるのが一般的のようだが、加工が面倒なので状の物の方がいいかもしれない。
  2. しなりと耐久性を両立させるため、上部が薄く、根元が厚くなるように加工する。プロに頼むのが一番だが、材なら根性でなんとかならなくもない。上部1cm、基部5cmくらいに出来ればとりあえずOK。人によってはちょっと固すぎるかもしれないが。
  3. 加工したら、地面に埋める部分に防腐剤を塗る。その前に傾き防止用のを打ち付けておくのも良い。
  4. を掘り、巻藁の高さを調節する。埋める前にはやや大きな石で柱を固定する。これをやらないと段々傾いてくるので注意。なお、あらかじめを打ち付けている場合は必須ではない。
  5. 柱が立ったら、藁を巻く。藁単体で売っていない場合は、筵を買ってきてほぐすといい。大量に取ったらバケツって一晩漬け込む。これを翌日柱に当て、藁縄で巻いていく。これで完成である。

 

下の二つの下手な絵は、それぞれ上が石を利用した固定法を横から見た図、下がを利用した固定法を正面から見た図である。

 横から見た図(石を使って固定する場合)

 

正面から見た図(を打ち付けて固定する場合)

 

注意点
  • に濡れると藁が腐るので、それが嫌ならビニールを巻くなどして、濡らさないようにすること。
  • 仮にしなりが足りないと感じても、闊に削ったりしないこと。編集者で薄くした結果、力の強い友人に突き折られたことがある。木に注意すれば大丈夫かとは思うが・・・。
  • 打つときは威力を加減すること。理は禁物である。拳頭の皮がむけたら素直に休むべし。チャレンジ精神があるなら、傷にを塗りこんでみよう。とても痛い。
  • 立てる場所はよく考えること。編集者の裏に立てたが、に埋もれて大変なことになる。
  • 地面は土がいい。編集者友人の端に立てたが、ぐらぐらして使い物にならなかった。
  • せっかくなら玄関脇に立てると、悪質な勧誘を追い返すのに使えるかもしれない。

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