斗

斗とは、以下のことを表す。

• 斗 - 日本や中国で使われている（ていた）容積の単位。10升で1斗、10斗で1石。1斗=18.039 L
• 斗 - 北斗七星のこと
• 斗宿 - 二十八宿の一つ。いて座φ星が距星で、南斗六星がある
• 闘の略字

漢字として

斗

Unicode

U+6597

JIS X 0213

1-37-45

部首

斗部

画数

4画

意味

柄杓、枡、容積の単位、たちまち、わずかな、という意味がある。〔説文解字〕には「十升なり」とある。北斗七星・南斗六星は柄杓に形が似ているので斗という。

字形

柄のついた柄杓の象形である。〔説文〕に「象形。柄有り」とある。

音訓

音読みはト、訓読みは、とます、ます。名のりに、け・はかる・ほし、がある。

規格・区分

常用漢字である。JIS X 0213第1水準。

部首

斗は部首である。升や酌む意味を持った意符として用いられる。主に旁に置かれ、部首としてとますなどと呼ばれる。

語彙

斗牛・斗栱・斗酒・斗出・斗升・斗筲・斗南・斗入・斗柄・斗米・斗米官遊・斗糧・斗禄

異体字など

𣂑

Unicode

U+23091

部首

斤部

画数

4画

𤣫

Unicode

U+248EB

部首

玉部

画数

7画

𣁬

Unicode

U+20981

部首

十部

画数

5画

㪷

Unicode

U+3AB7

部首

斗部

画数

11画

⽃

Unicode

U+2F23

異体字

𣂑は、〔字彙補〕にある古文。

𤣫は、〔字彙補〕が〔説文〕の本字とする字。

𣁬は、〔篇海〕などが斗の本字とする字。

㪷は、〔玉篇〕にある俗字。

鬥の簡体字で、日本では闘の略字として用いられる。斗と意味のつながりはないので音が似ているから使われているらしい。

互換文字

⽃はUnicodeにおいて斗と互換とされる字で、部首としての斗を表す。