「猿の手」とは、イギリスの小説家W・W・ジェイコブズ(1863-1943)による短編小説、またそれに登場するアイテムを指す。
妻子と暮らす老人のホワイト氏は、インド帰りのモリス曹長から猿の前足のミイラをもらい受ける。これは霊験あらたかな行者が「運命に逆らう者は相応の報いを受ける」という教訓を示すためにまじないをかけて作ったもので、3人の人間の願いをそれぞれ3つずつ叶えてくれるというのだが――
怪奇小説の古典名作のひとつとして知られ、現代でもそうしたアンソロジーが編まれる際に収録されることが多い。
「3つの願い事を叶える」というのは古くからある物語の類型のひとつであり、この作品はそれに対する一種のパロディになっている。
「猿の手」は世界中で読まれており、日本でも多くの作家がモチーフとして作品に取り入れている。
アイテムとして「猿の手」そのもの(または類似の品)が登場する場合、願いを叶えるときに持ち主の意に沿わない形になる(大きな代償を伴う)という原典の性質を踏まえたものが多いが、叶えてくれる願い事の数など、細かな点で差異がみられる。
(原文)
(翻訳)掲示板
29 ななしのよっしん
2023/09/14(木) 23:08:37 ID: Farz6a9sXP
30 ななしのよっしん
2024/09/22(日) 06:30:59 ID: TB3Nk6lMyN
これを元ネタにしたかそれに近い作品をいくつも見てきたが、ほとんどが最後は悲惨な結末なのが多い。
それだけに、アウターゾーンでの彼の願いの叶え方が実に逸品であると同時にその精神力のすごさは驚嘆に値する。
31 ななしのよっしん
2024/09/24(火) 19:26:53 ID: zhjW6HWf4x
「古くからある物語の類型」の代表とされる鼻ソーセージ夫婦(シャルル・ペローの『おろかな願い』)では地の文で馬鹿にされてた割には結構幸せそうなオチだったな
(ソーセージの行方が書いてないけど多分夫婦が美味しくいただいてる)
猿の手を作った行者は願いの善悪賢愚にかかわらず絶対懲らしめるマンだったからとんでもない事になったけど
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最終更新:2025/12/18(木) 17:00
最終更新:2025/12/18(木) 16:00
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