異食症とは (イショクショウとは) [単語記事]

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※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。

異食症とは、食べ物でないようなものを食べてしまう症状のことである。

概要

異食症の原因には主に栄養不足によるものと、精神疾患によるものとに分けられる。

妊婦などの場合には亜鉛や鉄などの栄養不足から氷を大量に食べたり固いものを欲することがある。また、幼児などの場合には口に入ってきた毛を食べてしまったことから発症するような場合も。成人している場合は過度なストレスによって感情や欲求のコントロールが上手くできなくなり発症することがある。

異食症によって食べられるものには、ティッシュ・髪の毛・消しゴムなど害は無さそうだし食べられそうかなというものから、金属・オイル・ガラスなど明らかに害がありそうなものまで様々ある。

ただ、一見害が無さそうであっても、髪などは消化・吸収できずに溜まり、胃や腸に潰瘍や閉塞を起こす可能性がある。異常と感じたら病院へ掛かることが望ましい。

土などは文化圏によっては料理の材料として用いられる場合もあるため、それを食べるから絶対に異食症という訳でもない。

フランスのエンターテイナーで様々な異食を一種のパフォーマンスとして行っていた。誰が呼んだか「ミスター完食」。

テレビ・バイク・シャンデリアなどを分解、細かく砕いてから食す。これら金属類を食べる前にはまず鉱油を飲んでノドの潤滑油とし、大量の水と一緒に食べたらしい。彼はこれらを食べて病気になったことはなく、有毒物を食べても異常はなかった。

そんな何でも食べる彼だがゆで卵とバナナだけは苦手だったらしく、食べると気持ち悪くなるとのこと。

享年57歳。死因に食生活は関係なく自然死だった。