磁気歯車(英:Magnetic Gear)とは、機械要素である動力伝達機構の一種である。
磁気歯車とは、円筒形の外周ないし円板の片面に磁石を並べた構造同士を向かい合わせて動力伝達を行う機構である。円筒形のものをラジアル型、円板をアキシャル型という。通常の歯車が歯の山と谷が噛み合うことで動力を伝達するように、磁気歯車は磁石のN極とS極が引き合う磁力によって動力を伝達する。用いられる磁石は永久磁石が主流だが、電磁石を用いることもある。
磁気歯車というだけあり、磁石の形状や配置によって外歯車・内歯車・かさ歯車、すぐば・はすば・やまば・ねじ・ウォーム、遊星歯車などに分類できる点は歯車と同様。アキシャル型磁気歯車は冠歯車に相当するが、磁気歯車の方がより使用されやすい。
また、一概に長所とも短所とも言い難い違いとして、通常の歯車は歯の噛み合い部が押し合う負荷を発生するのに対して、磁気歯車は一般に磁石同士が引き合う負荷を生じるため、歯車軸の支持要領が少し変わる場合がある。
特定の磁極数に調整された二つの磁気歯車の間に、磁性体でできた可変向磁極「ポールピース」を特定の数で設置することで、コンパクトな変速機構を構築することができる。これを「磁束変調型磁気歯車」という。入力軸側磁気歯車の磁極対の数:ph、出力軸側磁気歯車の磁極対の数:pl、ポールピースの数:nppとしたとき、pl=npp±phが成立すると、減速比±pl/phで動力伝達する。動作原理はなかなか難解で複雑だが、機構としては一対の磁気歯車とポールピースの列だけで構成されるので意外とシンプルで、ほぼ全ての磁極が同時に動力伝達に作用するので磁気歯車としては大トルクの伝達が可能である。ラジアル型、アキシャル型のどちらでも構築可能。
更に、この磁束変調型磁気歯車を発電機やモータ内部に組み込んだ「磁気ギアード発電機」や「磁気ギアードモータ」の研究も進められており、小型で大トルクを変換可能なデバイスとして期待されている。
/ 株式会社プロスパイン - YouTubeチャンネル
- 東北大学機関リポジトリTOUR
- 大阪大学 知能アクチュエータ・センサデバイス創成研究室掲示板
1 ななしのよっしん
2023/03/03(金) 09:08:25 ID: vdYK8IjSC1
https://
↓
https://
プロスパインさんのニコニコチャンネル開設、まだやろか?
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 00:00
最終更新:2025/12/06(土) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。