第1回選抜中等学校野球大会は、1924年(大正13年)の4月1日から4月5日まで開催された、中等学校の全国大会である。
夏の全国中等学校野球大会の盛況を見た大阪毎日新聞社(現・毎日新聞社)が、朝日新聞に対抗して春に創設した選抜形式の野球大会。
第1回大会は、名古屋市の山本球場で開催された(始球式は、当時の名古屋市長が行った)。中京圏の野球ファンの要望に応えるためだったが、当時の夏の大会の近畿勢優勢の理由が、近畿の風土によるものなのか、それとも地の利(ホームアドバンテージ)によるものなのか、他地域の開催で確かめるという目的もあった。
1回戦
準決勝
決勝
・近畿勢の強さに対する調査は、その近畿勢が1勝3敗という微妙な成績だったこともあって、よくわからないまま終わった。
・よほど狭い球場だったのか、わずか7試合で12本もホームランが出た(夏の大会で、大会本塁打数1桁が普通だった時代である)。
・大会に出場した選手の中に、広岡知男(市岡中。後の朝日新聞社社長)、森茂雄(松山商。後の大阪タイガース(現・阪神タイガース)初代監督)がいる。
・春の選抜大会は翌年から、完成した甲子園球場で行われるようになったので、当大会が春夏通じて唯一の、近畿圏以外で開催された大会である。
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最終更新:2025/12/11(木) 12:00
最終更新:2025/12/11(木) 11:00
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