谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)とは、日本の小説家である。
1886年(明治19年)7月30日生。1965年(昭和40年)7月30日没。
明治末から昭和中期にかけてに活躍した小説家。1909年に『刺青』などによって文壇に現れる。当時は私小説全盛の時代であり、非私小説を発表していた谷崎の評価はそれ程高いものではなかったが、徐々に評価を高め、晩年にはノーベル文学賞候補になるなど世界的な大作家となった。
耽美主義的な作品から推理小説、時代小説など幅広い分野の小説、戯曲などを発表し『春琴抄』をはじめ実験的な作品も多い。
また、関東大震災後は関西に住み、関西を舞台とした小説を多数執筆した。中でも蘆屋(芦屋市)のセレブ三姉妹(厳密には四姉妹だが、分家の三姉妹が主人公)の暮らしぶりを描いた長編小説『細雪』は絶大な人気を博した(1500ページ以上あるが)。
マゾヒズム的忠誠を描いた『春琴抄』、自分の妻に相応しい女に育てあげようとした男が逆に少女によって破滅する『痴人の愛』など、倒錯的な恋愛を描いた谷崎だが、本人も奔放な性生活を送った。中でも、妻の妹と恋愛関係になり、その事に悩んだ妻が相談相手である作家の佐藤春夫(谷崎の友人であった)と不倫関係に陥り、結局谷崎夫妻が離婚し妻と佐藤が再婚した事件は「細君譲渡事件」として巷を騒がせた。
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最終更新:2025/03/11(火) 09:00
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