邪神の足音(クトゥルフ神話)

『邪神の足音(クトゥルフ神話)』とは『クトゥルー〈暗黒神話大系シリーズ〉(3)』におけるオーガスト・ダーレス＆スコラーの小説“The Pacer(Weird Tales,1930)”の邦題である。

概要

『邪神の足音』は『クトゥルー〈暗黒神話大系シリーズ〉(3)』におけるオーガスト・ダーレス＆スコラーの小説“The Pacer(Weird Tales,1930)”の邦題である。

クトゥルフ神話の物語によくある“奇怪な屋敷”が登場するシリーズでダーレスの作品にもそんな屋敷が何度か登場している。

ダーレスの“奇怪な屋敷”が登場する作品としては『破風の窓』、『ハスターの帰還』がその一例である。

またウィリアム・ラムリーは『アロンソ・タイパーの日記』において不思議や屋敷を訪れたり、TRPGシナリオ『悪霊の家』を想起させる何かがある。

「クトゥルフ神話といえば屋敷の探索から始まる感じがする」というのはそんなところからきているのかもしれない。

登場人物

• ウィリアム・ラーキンズ：『邪神の足音』における主人公。長編小説作家であり著書に『イゾーラ』がある。
• ジョン・ブレント：ロンドンのセント・ジョンズ・ウッド二十一番地に住んでいた科学者。エーテルから霊を引きだす研究をしていた。
• ジョナサン・ロバーツ：ブレントの研究に協力していた。
• コリンズ：不動産屋、主人公と家の貸し借りのやりとりをした。
• ホルマン・ダウィット：ロンドンのセント・ジョンズ・ウッド二十一番地に住んでいた。
• シーモア・ローラー：ダウィットの検死を行った医師団の長。
• サックス・ボーデン：ダウィットの主治医。

概要

小説家であるラーキンズは三作目の小説『島の神神』を執筆する場所を探していた。

するとロンドンのセント・ジョンズ・ウッド二十一番地によい家を見つけ、不動産屋コリンズと契約の話をしていると妙な噂を聞いた。

「この家は二階から妙な足音がする幽霊屋敷なんです」

その家では科学者ジョン・ブレントの亡くなった家であり、彼の研究していた理論が家に影響を与えているらしい。

興味を持ったラーキンズはその家を借りることに決めたのだった。

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関連項目

• クトゥルフ神話
• クトゥルー〈暗黒神話大系シリーズ〉
• オーガスト・ダーレス＆スコラー
• 奉仕種族と独立種族
  • 食屍鬼