都留稔幸とは、日本のアニメーター、アニメーション演出家である。
1966年生。ペンネームに黒澤明と小津安二郎を捩ったと思われる「黒津安明」などの名義もある。
『ピーターパンの冒険』にて枚数節減により原画のタイムシートが変更されることになった際、都留の原画に衝撃を受けた作監の沖浦啓之が「都留さんの原画は削らないでくれ」と演出に懇願したり、ほぼ一人で作り上げた『GTO』のOP2「ヒトリノ夜」の完成度の高さにOP1を担当した西尾鉄也をも嫉妬させたというエピソードがあり、アニメーターとしても極めて高い実力を持っているが、更にその名声を高めているのは演出方面での仕事振りである。
演出回は繊細かつ独特なキャラクターの表情付けとゆとりのある芝居、高難易度のレイアウト、静と動の緩急、回り込む様なカメラワーク、3DCGを用いた躍動感のあるアクションシーン、ハイレベルな撮影処理などが特徴。
そのセンスの高さからOPEDの演出を務める事も多い。
スタジオぴえろの、とりわけ伊達勇登の携わる作品に関わることが多く、00年代後半からはほぼNARUTOシリーズ専属と言っても良いほどになってしまっている。
そのNARUTOも、OPEDは劇場版を除いて2011年のOP9「ラヴァーズ」・ED17「FREEDOM」、アニメ本編には2012年のアニメオリジナルエピソード「力 -chikara-」シリーズを最後に関わっておらず、近年は寡作となっていた。しかし2016年春からのOP19「ブラッドサーキュレーター」では久しぶりにTVシリーズに登板、ナルトとサスケのラストバトル決着回「和解の印」にて渾身の演出・作画を披露した。
また『南海奇皇』や『旋風の用心棒』で組んだ鈴木博文とはゴールデンコンビと称され、NARUTOでも神回と呼ばれ高い評価を得ている。
一方で、アニメ監督作は『劇場版 NARUTO -ナルト- 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ』と『ガングレイヴ』の二作のみとなっている
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最終更新:2024/04/28(日) 07:00
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