鉈

鉈とは、

1. 刃物の一種。この記事で解説。
2. 中国語でタリウムのこと。

大振りで武器としても扱うものに関しては マチェット の項目も参照。

概要

森の中で行動するときに邪魔な草木を払ったり蔓切りをしたりするための道具で、特に狩猟や林業などで用いられる。

枝打ちや薪割りをしたり、杭を作ったり、（刀身を痛めるのでお勧めはしないが）峰を金槌代わりにしたりと、いろいろなことに使えるため、林業を営む人にとっては必須のツールである。似たようなものとして鎌などもあるが、こちらは刃が薄いため硬い木の枝などを切るのには適しておらず、簡単な草払いなどに用いられる。なお、鉈鎌や登鎌、除伐鎌といった鉈と鎌の特徴を併せ持つ刃物もある。

古くから生活に密接してきた手工具であるため地域や用途によって非常に多くのサイズと形があり、柄の角度も西日本と東日本で異なるほどであるが、一般に「鉈」といわれて多くの人がイメージするのは、先端が矩形になった角鉈であろう。

林業関係者が常時携行し、汎用用途に用いる鉈は腰鉈と呼ばれ（注：枝打ち等の特殊作業においては専用鉈を別途使用）、形状は中巾～細身の角鉈が一般的である。なお、農業においては鉈は刃渡り六寸（約18cm）までのものを使うことが多いが、林業の腰鉈は七寸（約21cm）または八寸（約24cm）が標準である。ちなみに、林野庁職員の官給個人装備は、体格や地域によって差はあるものの、腰鉈七寸細身・鋸八寸の二丁差が主流となっている。

なお、鉈には片刃のものと両刃のものがある。片刃の方が研ぐのが簡単で、木に打ち込んだときの食い込みもよいため、腰鉈として愛用する人も多いが、右利き用／左利き用がある上、物を割る（竹割りや薪割り）という用途には適さない。薪割り／竹割りの際にはよく研いだやや細身の両刃鉈（「竹割鉈」という専用鉈も存在する）を対象物の繊維を見極めて使用することを強くお勧めする。

「ひぐらしのなく頃に」での鉈

「ひぐらしのなく頃に」の主要人物である竜宮レナが作中でよく使用する武器であり、レナそのものの代名詞とも呼べる。

レナは常日ごろから鉈を持ち歩いているイメージが強いが、原作ではそのようなシーンは少ない。また、鉈だけでなく斧も使用しているシーンもある。
これは、漫画版鬼隠し編でレナが鉈を持って圭一を追いかけるシーンや、罪滅し編での北条鉄平の殺ｇ（ryなど、インパクトの強いシーンに登場していたことが関係しており、加えて二次創作(ひぐらしデイブレイク含)の影響によるところも大きいかと思われる。

関連動画

関連静画

関連項目

• ひぐらしのなく頃に
• 竜宮レナ
• カッターナイフ
• ナイフ
• ノコギリ
• チェーンソー
• マチェット
• 斧
• 自然
• キャンプ
• アウトドア
• サバイバル
• サバイバルナイフ
• 志摩リン