閉ザサレシ天ノ月(サロス=ナンナ)とは遊戯王OCGに登場するモンスターカードである。
《閉ザサレシ天ノ月》
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/悪魔族/攻1200
【リンクマーカー:上/右上】
効果モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先の相手の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、自分が自分フィールドのこのカードをリンク素材としてリンク5モンスターをL召喚する場合、
対象の相手モンスターもL素材にできる。
Vジャンプ(2024年2月号) 付属カードで登場。
サロスはソロモンの悪魔の一つサレオス、ナンナはシュメール神話の月の神を意味する。
誌上にて「あのLモンスターの新たな姿!?」と紹介されていることから、《閉ザサレシ世界ノ冥神》と関係があると思われる。属性・種族は一致しており、攻撃力はリンクマーカー数に合わせて2/5となっている。
リンク先の相手の表側表示モンスター1体を対象として発動する効果を持つ。効果処理後、自身を素材にリンク5モンスターをL召喚する場合、対象にした相手モンスターもL素材にできる。
いわゆるリリース効果であるが、このカードの強みは自分ターンに《閉ザサレシ世界ノ冥神》をL召喚する場合、ナンナの効果とクルヌギアスの召喚条件で相手モンスターを2体リリースすることが可能。
これについては公式裁定でも認められている。
このカードの短所は大きく3つ。
1つ目はリンクマーカーの位置が上と右上であるため、相手メインモンスターゾーンの一番右は対象に取れないという点。これは現代の遊戯王において、メインモンスターゾーンの一番右が安全地帯という思想に則ったものだろうか。
より詳しく説明すると、メインモンスターの左と中央は《転晶のコーディネラル》によるコントロール入替の対象となり、残り2か所(EXモンスターゾーンの下)は《サクリファイス・アニマ》による装備化のリスクを踏まえてのものだろう。
2つ目はクルヌギアスの強みである耐性貫通と奇襲性を持っていないという点。前者は効果でリリースするため。後者はナンナを出された時点で相手が警戒するからである。最も、相手ターンにクルヌギアスを出すために《I.Pマスカレーナ》を構えるプレイングについても、マスカレーナからのクルヌギアスを警戒されてしまうのだが。
3つ目はリリース可能なのがリンク5モンスターのみという点である。2024年1月現在、リンク5モンスターは6枚しか実装されておらず、クルヌギアス以外で最も現実的なのは《ヴァレルエンド・ドラゴン》か。
但し、「ヴァレット」モンスターには闇属性モンスターしか特殊召喚出来なくなる縛りがあるため【ヴァレット】で使用する場合には注意が必要。
以上の効果で登場当初はそれ程強くないという声もあった。しかし、光属性・悪魔族という特性からデモンスミス出張の1枚として採用されるようになる。
2024年4月に登場した【デモンスミス】は1枚初動でリンク2モンスターとレベル6モンスター2体を召喚権無し・制約無しで出すことが可能だが、要となるのがリンク1《刻まれし魔の鎮魂棺》。このモンスターは光属性・悪魔族をリンク素材とするが、該当するEXモンスターの内、無制約かつ最も容易にL召喚可能なモンスターがナンナであった。
ナンナは効果モンスターを2体必要とするが、上記の通り展開が通ればリンク2モンスターとレベル6モンスター2体が出せるので、実質リンク2⇒リンク4相当の展開を可能としている。
4月~9月は【スネークアイ】や【ユベル】等でデモンスミスの出張パーツとして採用されていたが、要となる《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が2024年10月1日に禁止となったため、今後も出張パーツとして活用されるかは注目すべきだろう。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/26(火) 19:00
最終更新:2024/11/26(火) 19:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。