離れて離れてとは (ハナレテハナレテとは) [単語記事]

離れて離れてとは、距離を取る意味の言葉「離れて」を繰り返したものである。主に他人に何かから離れるよう、強調して指示するときに使われることが多い。

ここでは、アニメ『ドラえもん』の一部のDVDを再生したときに流れる子供向け注意映像である「おやくそく」（通称：ドラえもんおやくそく）に登場する台詞について説明する。

概要

ジャイアンとスネ夫が画面の至近距離でテレビを見て、「それー！そこだー！」「行けー！」と盛り上がっていた。するとなぜかスライドしたかのような動きで画面から後ろに離れていく。

実はジャイアンとスネ夫が座っている座布団を、のび太が手で持って後ろに引きずって、画面から遠ざけていたのだ。このとき、のび太が「離れて離れて。これでよし！」と発言している。これに対してスネ夫は「あれまぁ…。」とあっけにとられた様子だった。

その後、看板を持ったドラえもんが「テレビには近づかないではなれて見ようね！」と視聴者に注意する。

2020年に上記シーンが含まれる「ドラえもんおやくそく」のMAD動画が多く投稿されるようになった。その中の1つの動画「Oyakusoku Joker（削除済）」で「離れて離れて」が使われたシーンがある。これが多くの視聴者の印象に残ったため、現在は別の動画でもパロディにされることがある。

上記のシーンで座布団を引きずっていたのび太が、「離れて離れて離れて離れて…」と言いながらそのまま家の壁を突破して後ろに高速で走り続ける。2人を連れたまま街中を疾走するのび太に対し、ジャイアンとスネ夫は

「やいのび太！どこまで連れてくんだよ！」

「ママーーーーーーー！！！」

と困惑するが、のび太は

ぼくだけの力で、きみに勝たないと…

ドラえもんが安心して…帰れないんだ！

と叫ぶ。何か感じるものがあったのか、ジャイアンは「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお！」と歓声を上げて

のび太…ちからを貸すぜ！

と協力を申し出る。一方スネ夫は声には出さなかったものの

ママーーーーーーー！！！

と字幕で叫んでいた。

そのままスネ夫が「いっけええええええええええええええ！」と叫び、東京タワー、富士山、エベレストを超え、3人は宇宙空間に突入。あっけにとられた様子で2人はのび太の方向を振り返る。

その後、何事もなかったかのように動画が続いていく。

上記のうち、「離れて離れて…」「うおおおおおお」「いっけえええええ」はコメントで弾幕が見られることが多い。