単語

チョウ

とは、香で匂いをつけたである。神を降すのに用いたという。

漢字として

Unicode
U+9B2F
JIS X 0213
1-82-14
部首
鬯部
画数
10画
𥠴
Unicode
U+25834
部首
画数
15画
⾿
Unicode
U+2FBF
「鬯」の金文 「鬯」の甲骨文字
金文(叔卣)
「鬯」の金文 「鬯」の甲骨文字
金文(
意味
ウコンを漬けて作った匂い、香ウコン。〔論衡・異虚篇〕の倭について述べているところに「周の時、下太なり。倭人りて鬯を獻ず」とある。
(暢・畼と通じて)伸びる、(韔と通じて)袋。
説文解字・巻五〕には「秬を以て𩰪すなり。芬芳のする(ところ)、以って神を降すなり」とある。秬は。𩰪は〔説文〕に「芳なり」とありウコンのことといわれている。白川静によると辞に「鬯六卣」などの語が見え、金文には秬鬯を賜与する例が多いという。[1]
字形
に浸している形。
字形について〔説文〕には「𠙴にふ。𠙴は器なり。中はる。、之れを扱(すく)ふの所以なり」とあり、小篆体はまさにそんな感じだが、甲文・金文は形が違う。
音訓
音読みチョウ音)、訓読みは、においざけ、のびる。
規格・区分
常用漢字ではない。JIS X 0213第二準。
部首
鬯は部首鬯部を作る。香りのついた、香という意味の意符として用いられる。
鬯を符とする漢字に𥠴などがある。
語彙
・鬯・鬯浹・鬯・鬯逐・鬯茂

異体字

  • 𥠴は、〔集韻〕に「鬯、――ひはふ」とある異体字。

互換文字

  • ⾿はUnicodeにおいて鬯と互換とされる字で、部首としての鬯を表す。

脚注

  1. *[尚書・誥]に「命寧予以秬鬯二卣」とある。
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最終更新:2025/12/28(日) 16:00

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