摯

摯とは、中国語圏の人名、地名である。

• 帝摯 - 中国の伝説上の君主、帝嚳の長子、母は常儀。
• 杜摯 - 戦国時代の秦の武官
• 盧摯（1241年?－1315年?） - 元朝の詩人
• 摯 - 中国春秋時代の国名

漢字として

常

摯

Unicode

U+646F

JIS X 0213

1-57-85

部首

手部

画数

15画

音読み（常用）

シ

訓読み（常用）

-

𢴷

Unicode

U+22D37

部首

手部

画数

16画

意味

執る、握る、強く握る、破る、撃つ、進む、（鷙と通じて）荒い、勇猛、（至・致と通じて）至る、手厚い、極まる、（輊と通じて）低い、（贄と通じて）生贄。

〔説文解字・巻十二〕に「握持するなり。手に從ひ執に從ふ」とある。

字形

手＋執の会意、執声の形声説がある。執は罪人を捕らえるという漢字でしっかりと持つといった意味がある。会意説は、手と執るで握るという意味とする。

規格・区分

音読みはシ（漢音）、訓読みは、つかむ、うつ。

規格・区分

常用漢字である。JIS X 0213第二水準。2010年に常用漢字表に追加された。

語彙

摯見・摯拘・摯獣

異体字

• 𢴷は、〔康煕字典〕の本字。執の部分が執の本字になっている。
• 簡体字は挚。

関連項目

• 海外の姓名の一覧