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【ニコニコ大百科 : 医学記事】 ※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。 |
LDLと呼ばれるタンパク質と結合したコレステロールのこと。肝臓で作られてから全身に運ばれる。
細胞膜やホルモンの原料にもなっており、体内に絶対必要な物質である。
多過ぎると動脈硬化を促進し、場合によっては脳梗塞や心筋梗塞、腎硬化症(腎不全)、腸間膜動脈閉塞症などの危険な病気を起こすこともあるため悪玉コレステロールと呼ばれることもあるが、逆に少なすぎるとかえって血管が脆くなり脳出血などの原因となるほか、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなるなどの悪影響が出てしまう。
120〜139mg/dlは境界域高LDLコレステロール血症、140mg/dl以上で高LDLコレステロール血症(脂質異常症)と診断される。
ただし、実際に薬による治療が必要になるボーダーラインは人によって大きく異なる。具体的に言えば、
などという感じである。
なお、ここでいう危険因子とは具体的に言えば、
などである。
薬を飲む場合は横紋筋融解症などの副作用に注意する必要がある。
ちなみに意外かもしれないが、実はLDLコレステロールはメタボリックシンドロームの診断項目には含まれていない(HDLコレステロール、中性脂肪、血糖値、血圧が診断項目に該当する)。これは「血液中のLDLコレステロールが多いということはそれだけで動脈硬化の危険因子だから」という理由かららしい。
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最終更新:2025/12/16(火) 12:00
最終更新:2025/12/16(火) 12:00
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