1970年代にイギリス・ウエストランド社(現アグスタウエストランド社)でイギリス軍向けの汎用ヘリコプターとして開発されイギリス軍だけでなく欧州を中心に各国で採用されている。
全長15.2m、全高3.6mの機体は双発のターボシャフトエンジンでローターを回す構造になっている為、飛行時のトラブルに強く最大8名の搭乗員+操縦員2名に加え各種装備品を含めると最大離陸重量5.3tでも290㎞/hの最高時速と250㎞以上の行動範囲を有している。
なお、降着装置は当初スキッド(橇)を使用していたが車輪式へ変更され後述する派生型へ受け継がれた。
最も用いられているのは艦載ヘリコプターとしての運用である。
双発式の為、片方のエンジンが故障しても飛行できる事から着陸できない海上では最適かつ小型な事から空母だけでなく100m弱の艦艇でも使い易いからである。
そして出力の余裕を活かして対潜水艦用の装備(短魚雷+ソナー)だけでなくコルベット程度なら無力化できる空対艦ミサイルの装備も可能でフォークランド紛争と湾岸戦争においてイギリス軍所属のLynxが『シースクア(射程15km)』を用いて戦果を挙げている。
一方で陸軍向けは事実上、イギリス陸軍+海兵隊しか使用していないが兵士の輸送だけでなくTOW対戦車ミサイルを装備して対地攻撃にも使用できる仕様になっていた。
エンジン、アビオニクスの換装やローター素材の変更が行われているが最大の従来型との相違は機首部に対水上レーダーの移設とFLIR(前方監視型赤外線カメラ)の追加が実施されている点である。
SuperLynxよりも複合素材を多用+エンジンも1300馬力越えの新型に換装する事で最大速度はそのままに行動範囲が500㎞近くまで広がった。
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最終更新:2025/12/11(木) 03:00
最終更新:2025/12/11(木) 02:00
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