SCP-866-JPとは (エスシーピーハチロクロクジェイピーとは) [単語記事]

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SCP-866-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

概要

基本情報
SCP-866-JP
OC	Keter
収容場所	収容不可
著者	DocRone
作成日	2016年 11月17日
タグ	外部エントロピー現実改変精神影響視覚認識災害
リンク	SCP-866-JP
SCPテンプレート

SCP-866-JPは一連のイベントであり、以下のような流れで構成される。

Phase-1
- 高速道路上を走行する1台の車両(SCP-866-JP-A)が現実改変を受け、耐久性が異常に強化され、SCP-866-JPイベント中走行能力を失わなくなる。
- 車輌SCP-866-JP-Aの乗員は本来の人格を喪い、どこからともなく規格不明の銃を取り出し周囲に乱雑に発砲する。この銃は銃弾が他の車輌を吹き飛ばすレベルで爆発し、山に着弾すれば広範囲の山火事を齎す。
- この変化の10秒後、後方車輌(SCP-866-JP-B)が同様の現実改変を受ける。しかしこちらの目的は「車輌SCP-866-JP-Aの撃破」となり、前方の車輌SCP-866-JP-Aをとにかく攻撃する。車輌SCP-866-JP-AがSCP-866-JP-Bに気付いたとき、Phas e-2に移行する。
Phase-2
- 車輌SCP-866-JP-Aは掃射を停止し、車輌SCP-866-JP-Bへの反撃を開始する。ただし、車輌SCP-866-JP-Bへの妨害に有効である周囲への攻撃は継続する。
- 両車輌SCP-866-JP-A、SCP-866-JP-Bは前後関係を維持しつつ銃撃戦とカーチェイスを行う。財団が確認できた事例群では、双方の車輌のドライブレコーダーからは作戦立案と相手車輌への敵愾心が録音されている。
- 両車輌SCP-866-JP-A、SCP-866-JP-Bの異常な耐久力より、この銃撃戦は15-30分継続する。この際両車輌の乗員は、運転手を除き様々な要因で必ず死亡する。運転手のみ、本来当たるはずの銃弾が異常な軌道で曲がるなどの理由でこの時点では死亡しない。
- なお、全事例においてこの時点で車輌SCP-866-JP-A(前方車輌)が破壊されることでPhas e-2を終了させることが可能と確認している。これは自然終了のみでなく、外部からの干渉によっても可能である。
Phase-3
- 車輌SCP-866-JP-Aの破壊とともにすべての現実改変事象は終了し、銃器は消失する。
- この際車輌SCP-866-JP-A(前方車輌)は爆発炎上するため、生存者は車輌SCP-866-JP-B(後方車輌)の運転手ただひとりとなる。

このイベントを経験し生存した者(まあ後方車輌SCP-866-JP-Bの運転手しかいないわけだが)はこのイベントで起きた被害を曖昧にしか知覚せず、興味を示さなくなる。代わりにガンシューティングゲームに異常な興味を示し、プライベートの時間にこれを達成しようとする。この結果ガンシューティングゲームの収益が増加していることが判明しており、またイベント経験者の8割が金銭的に裕福であったことから、財団は本イベントがマーケティング戦略の一環で起こされていると考えている。