SCP-CN-445とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『一篇不合格的异常文档 (不備のある報告書)』。
| SCP-CN-445 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Euclid |
| 収容場所 | サイト-CN-57 |
| 著者 | EightDao |
| 作成日 | 2018年04月11日 |
| タグ | メタ 情報災害 文書 未収容 異次元 瞬間移動 電子デバイス |
| リンク | SCP-CN-445 |
| SCPテンプレート | |
SCP-CN-445は電子データとしての財団の報告書である。この報告書は、「被害者を異空間へ転送し殺害するアノマリー」について説明している。
一般的に財団標準フォーマットに則って報告書は執筆されているが、この報告書にはいくつかの不備が存在している。
財団職員が財団内部ネットワークを通じて、あまりよく知らないSCPの報告書を閲覧しようとする際、ランダムでその報告書はSCP-CN-445に入れ替わる。その際、ナンバリングはその閲覧しようと試みていた報告書のそれに置換され、職員はそのアノマリーについての知識を有していないため、置換に気づくことは稀である。
このアノマリーの記述を理解した職員は、自分のいる現在地から消失し、その地点によく似た空間に転送される(この際その報告書の記述はもとに戻る)。その職員は転送に気付かない。転送先の空間は地球と変わらないが、転送された職員は負の出来事に次々と直面し、時間経過とともにその影響は増大し、その職員を死に至らしめていく。これまで転送された職員の生存期間は7日を超えていない。
転送された職員が瀕死に陥った際、眼の前に黒尽くめの人型実体が出現し、その職員に聞き取れる音量と言語で、『まだわからないのか?アホが。』というメッセージを送ってくる。
財団はこの報告書について、唯一のコピーをサイト-CN-57の中央データベースに保存しており、機動部隊-甲巳-09(“救亡者”)は財団データベース上のすべてのコピーの削除のため派遣されている。報告書を参照する際にSCP-CN-445と疑わしきファイルを見かけた場合は直ちに閲覧を停止して、その旨を報告することとなっている。
さて、上記のオブジェクトだが、読んでみてどう思っただろうか。違和感なく読み進められただろうか。あるいは、以下の点に引っかかりを覚えただろうか。
そう、この点について疑問を抱き、しかしまだ気づいていない職員に、黒づくめの実体は嘲笑を投げかけるのだ。
まだわからないのか?アホが。
「財団職員を異世界送りにし、そこで客死させる、不備のある報告書」。まさに財団職員が今読んでいるこの報告書こそが、SCP-CN-445そのものなのだ。
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最終更新:2025/12/19(金) 22:00
最終更新:2025/12/19(金) 22:00
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