What's Michael?

What's Michael?とは、小林まこと作の漫画である。講談社の週刊誌「モーニング」で、1984年～1989年に連載されていた。アニメ化やドラマ化もされており、一部の猫好きの間では今も心に焼き付いているという。

概要

タイトルにある「ホワッツマイケル」という名の通り、マイケルというオスのトラ猫が主人公のネココント漫画である。
もともとは小林の前連載「マンガの書き方」にて登場したマイケルが人気であったため、モーニング編集部が彼を独立させての連載を要望、誕生したのが本作。

マイケルは小林家で飼われており、その家族は人間：夫、妻、そして娘のたまみ。猫：マイケル、途中からポッポ（マイケルの妻）、ミニケル、ムニケル、メニケル、モニケル、ラー（マイケルとポッポの子供達）といった猫も加わる。その他の主な登場猫は大助、ニャジラ、スー、ジロー、アリスといった個性派の猫たちが登場する。
また上記の設定（便宜上「本編」と呼ぶ）とは全く異なる設定の話も多数あり、そのバリエーションはマイケルが別の飼い主に飼われていたらというIFを始め、有名な海外ドラマや映画のパロディネタ、更には猫などの動物が普通に人語を話し人間さながらの社会生活を営む世界観さえも存在し実に多種多様。これらの設定では本編の登場人物（登場猫）の大半は登場しない事が多いが、主人公のマイケルだけは何らかの形でほぼ毎回登場している。

作者である小林まことによるマイケルをはじめとした動物達の正確な生態描写は特筆すべき点であり、この要素をギャグに取り入れた事により、猫好きやキャラクター性に惹かれたモーニングを購入する女性読者にマイケルの人気が上昇。アニメやドラマ化、企業のマスコットキャラにも抜擢されていた。小林の作品では「1・2の三四郎」に次ぐヒット作であり、2001年には老猫となったマイケルによる「What's Michael? 9巻め」がモーニング姉妹誌であるイブニングにて連載された。

ニコニコ動画では原作6巻117話の「ちくわしか持ってねぇ」で有名。当時は今林家編に突入していた頃であり、マイケル・ジャクソンネタも散りばめられているので、興味のあるユーザーは必見である。

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関連項目

• 富山敬　･･･　テレビアニメではマイケルの声を担当。
• 山瀬まみ　･･･　テレビアニメでは主題歌を歌っている。
• おニャン子クラブ　･･･　テレビドラマのED曲を歌っている。
• ちくわしか持ってねえ　･･･　この漫画の中の1コマを元にしたコラネタ。
• 仙波隆綱　･･･　本作の絵コンテ・演出を担当。
• あかほりさとる　･･･　本作で脚本デビュー。