第3世代から登場した特性。宙に浮き、じめんタイプの技を無効化する。ひこうタイプと似た性質を持ち、以下のような特徴を持つ。
タイプではないためじめんタイプ以外との相性は一切変化しないが、空中で動けるという性質上、ひこうタイプ同様に多くのポケモンがスカイバトルへ参加することが出来る。
第9世代ではタイプを変えられるテラスタルというバトルシステムにより、ふゆう持ちをじめん弱点のタイプに変更するという使い道が生まれた。
例えばふゆう持ちのラティオス・ラティアスのテラスタルは、はがねタイプが多く採用されている。
特にでんきタイプにテラスタルすると、シビルドンと同様の状態になる。かたやぶり持ち+じめん技のような場合を除き弱点を突かれなくなる。
また、ひこうタイプのせいで事実上無特性だったスピンロトムはテラスタルによってようやくこの特性を能動的に活用する機会が生まれた。
第9世代までに登場したポケモンの中で特性がふゆうのポケモンは36種、最終進化系だけで数えても25種いる。
ふゆうを持つポケモンは隠れ特性を含めて他に特性がない場合がほとんどである(ゲンガーやサマヨールといった進化によってふゆうから別の特性に変化するケースはある)。
例外はドガース系統(第8世代以降)とドーミラー系統のわずか2系統しかおらず、これらのポケモンには隠れ特性や他の通常特性が存在する。
また、ふゆうを隠れ特性として持つポケモンは第9世代時点では存在しない。
特性がふゆうのポケモンは大きく分けて2つに分類され、複合タイプの関係でひこうタイプを持てないためこの特性を持つものと、ガスや念力などの力で宙に浮くためひこうタイプではなくふゆうの特性を持つものがいる。
ビブラーバ、フライゴン、ラティアス、ラティオス、ギラティナ(オリジンフォルム)、サザンドラ、クワガノン
翼を持ち空を飛ぶことが可能だが、既に2つのタイプを持っているためひこうタイプの代わりにふゆうの特性を持っている。翼の力で飛んでいるため、ひこうタイプ持ちと同じようにそらをとぶを覚え、はねやすめ、はがねのつばさなど翼を使う技も幾つか覚えられる。ひこうタイプ同様、全体的に素早さは高い傾向がある。
なお、今のところこれに該当するのは大半がドラゴンタイプを持つポケモンである。空を飛ぶための翼を持つが、ドラゴンともうひとつのタイプの力を操るためひこうタイプを持てず、特性のふゆうで空を飛んでいる。スピアーやモルフォンなど、どう見ても羽で飛んでいる非ドラゴンのポケモンでふゆうの特性を与えられたポケモンは第5世代まで1匹も登場しなかった。その後第6世代ではラティ兄妹のメガシンカを除けば新規のふゆう持ちは登場せず、第7世代にて初めてひこうタイプの代用でふゆうを持つ非ドラゴンポケモンとしてクワガノンが登場した。
ゲンガー、マタドガス、アンノーン、ネンドール、ドータクン、ロトム、ユクシー、エムリット、アグノム、シビルドン、フリージオ等
体内のガスやエスパーの力で浮いたり、体を風に漂わせて宙を舞ったりするためふゆうを持っている。
要は地に足が着いていないポケモン。ふゆうのポケモンの大半はこちらに属する。
マタドガスやロトムなど、この特性のおかげで弱点を減らしているポケモンも多く、シビルドンに至ってはこの特性により実質的に弱点がない。
一方でじめん4倍のジバコイルはどう見ても浮いている見た目なのにふゆうを持たないと言った矛盾も多い。
ゲンガーは両足が地面に着いているにも関わらずふゆうを持っていたが、第6世代のスカイバトルには待機モーションの関係からか参加できず、第7世代では遂にふゆうを没収された。ここら辺はゲームバランスの問題もあると思われる。
ふゆう持ちの中でヨマワル、ドーミラー、ドータクン、ドガース、マタドガスのみふゆう以外の特性を持つ。
特にドータクンは第5世代まで弱点がほのおかじめんで、特性「ふゆう」か「たいねつ」によりどちらかひとつへ耐性を持つようになるため、弱点を狙いにくいポケモンであった。
特性ではないため「かたやぶり」で無効化できず、一時的な効果しか得られないが、じめん技や地上の設置物をスカせて、地上に落とされると影響を受けるようになるという点だけはふゆうとほぼ同じ効果となる。
第5世代から登場したアイテム。持たせたポケモンはふゆうとほぼ同じ効果が得られる。じめん技の苦手なポケモンが相手のじめん技を一時的に牽制し、実質的な耐性を向上させるために用いられる。
ふうせんは相手の攻撃を受けると割れてなくなるという消費アイテムである。
アイテムなのでかたやぶりは効かないが、さしおさえやマジックルームなどを使われると割れてなくなる前に無効化されてしまう。ただし、この間はアイテムの効果が全て消えるため、攻撃を受けてもふうせんが割れることはない。
5ターン限定でふゆうと同じような効果を得られる。技による効果なので、効果が継続するターン以内であればバトンタッチで引き継ぐことが出来る。
覚えるポケモンはでんきタイプやはがねタイプなどじめんタイプを弱点とするポケモンだが、相手に先制されると意味がなく、先制で使用できても相手がじめんタイプの技を打たなければ1ターン無駄になる。効果は魅力的だが扱いの難しい技。
3ターン限定で対象を浮かせて一撃必殺以外の技が必中になるが、じめんタイプの技は当たらなくなる技およびその技。
この状態になったポケモンには低命中技を当て放題になるため、受けた側が不利な状況になりやすく、じめん技をスカせることの恩恵は少ない。
交代されると効果が消えるため、相手依存の部分が大きく使い所に悩む技である。
なお、いつも地中から顔を出しているディグダ系統のほか、メガゲンガーおよびスナバァ系統にはどういうわけか効果がない。
第8世代で廃止されたため、ディグダ系統のそっくりさんであるウミディグダ系統にも無効なのかは不明。
掲示板
43 ななしのよっしん
2024/05/16(木) 11:35:41 ID: Z7qhiVMPNF
この特性の発想元って、やっぱオレンジ諸島ラスボスのゲンガーなのかな
アニメ上の演出とはいえ、特性なんて概念ない当時に弱点の地面タイプ無効にしたもんだから、なんつう理不尽なことしてんだと思ったもんだなあ
44 ななしのよっしん
2025/03/26(水) 12:17:41 ID: xOHo0tHEMz
ふゆう、特性と別の枠に出来たらいいのにね
状態にするとか、ふゆう状態。
特性を2個持てるとかでもいいけど、たいねつドータクンとかやっぱ、いや君浮いてるでしょって違和感がある。
3Dだし着地させてもいいと思うけど。
散々言われてる隠し特性を一貫して作らない仕様がフライゴンとかUMA三人組とかの潜在能力は高いんだけど…ってポケモンがもったいなくかんじる
45 ななしのよっしん
2025/03/26(水) 12:23:20 ID: XMwF2RvWF6
まぁそれやった結果がポケダン時闇空の弱点なしドータクンだからなぁ。ミカルゲやヤミラミみたいに素で弱点なしの奴もいたけどさ
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最終更新:2025/12/24(水) 20:00
最終更新:2025/12/24(水) 20:00
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