召喚教師リアルバウトハイスクール

召喚教師リアルバウトハイスクールとは、富士見ファンタジア文庫として刊行されていた雑賀礼史のライトノベルである。

概要

初期はドラゴンマガジンにて掲載され単行本化にあたって加筆修正がなされるという形体をとっていたが、後に本編は単行本での発行となり、同雑誌をメインに関連雑誌にまれに番外編が掲載されることとなった。
本編は全19巻、本編の番外編であるEXが全5巻、本編よりも前を描いたEDが全3巻である。
イラストはいのうえ空でコミックの執筆も氏が担当。
アニメ化もされた...けどみんなにスルーされている。

気を使った格闘ゲームばりの戦闘、独自の侍道を説いたリアル系剣術、異世界への召喚やそちらからの侵略といった展開が度々繰り広げられ、他にも柔術やSFなど色んな要素が詰まったごった煮のアクションコメディである。

構成要素がたくさんあるのでまとめるのは難しいが、おおまかな展開としては、何でもありの世界最強の男である南雲慶一郎が日本の高校で英語教師を務めつつ異世界に召喚されて怪物と戦ったり、因縁の相手である暗黒街の帝王やヤクザの親分と火花を散らしたり、その傍らで教え子の少年や少女が独自の戦いを続けて成長したり、先の異世界の連中がこちらの世界を巻き込んできたので皆で立ち向かったりといったところである。

少年ジャンプを中心としたライトなパロディネタが随所に見られる。
たびたびチンピラを長い雑言でこき下ろした後容赦のかけらもなく成敗している。作者の趣味なのか読者に多いお年頃の少年を取り込むためだったのか。
あと最終巻でメインキャラが歌を歌っていた痛い部分はスルーしてあげてください。きっと作者にとっても黒歴史です。

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