伊勢三杏路(いせみ あろ)とは、『Fate/Prototype』の登場人物である。 CV:緒方恵美
1999年東京の聖杯戦争におけるライダーのマスター。マスター階梯第三位。令呪の位置は左掌。
新宿にある総合病院の特別病棟にて多数の機械に繋がれながら寝たきりになっている少年。先代伊勢三当主・伊勢三玄莉の息子。
長らく下の名前が不明で「伊勢三少年」と呼称されていたが、『蒼銀のフラグメンツ』単行本第5巻の書き下ろしにてフルネームが判明した。
「ビーストの欠片」を埋め込まれた肉体は脳と心肺機能を残して壊死し果て、遺された伊勢三の技術(科学技術による魔術的不足の補完)によって辛うじて生命活動を維持しているが、脈動ひとつ、呼吸ひとつさえもが多大な苦痛となっている。
絶えることない苦痛の中にありながら誰を恨むことも憎むこともなく、ただ「己を除く世界中の人々の幸福」を願い続けるその精神性はまごうことなき「聖人」である。
ライダーとは良き友人関係となるが、蝕まれた肉体はサーヴァント召喚と維持の負担に耐えられず、召喚から七日目にして限界を迎えてしまう。
今際の際、「幸福な人」であるライダーが聖杯に託す願いはきっと暖かく幸せなものだと信じて令呪三画を行使しライダーを受肉させ、人々の平和と幸福を願いながら永遠の眠りに就いた。
伊勢三一族の地下工房の一室にてベッドに寝たきりになっている。
生来の病魔に蝕まれ、四肢や内臓に欠損があり生きているのが不思議なほどだが、凋落の一途を辿る伊勢三一族において魔術回路を持って生まれた直系の子であるが故に、魔術的・科学的医療処置を施され延命を図られている。
ライダーはマスターである伊勢三玄莉とその一族の覚悟の価値を確かめるため一度はマスターの殺害を止めたものの、結局は伊勢三の在り方に辟易し灼き尽くすつもりになっていたが、杏路に出会い全ての人の幸福を心から願う姿に旧友であるモーセを思い起こし、一族の抹殺を取りやめた。
アサシンの毒により工房にいた伊勢三一族が全滅した際、部屋の気密性が高くルーンなどの対抗措置も施してあったために唯一の生存者となるが、沙条愛歌に見つかり聖者の如き精神性に目を付けられてしまう。
「ビーストの欠片」を埋め込んで30分誰も恨まずにいられれば殺さないと言われ、肉体を喰らい尽くされる圧倒的苦痛を与えられるが、それでも誰も何も恨むことはなく、生存する。
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最終更新:2025/01/05(日) 09:00
最終更新:2025/01/05(日) 08:00
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