クラベルとは、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット (以下、ポケモンSV)』に登場するキャラクターである。
オレンジアカデミー (『スカーレット』の場合) または グレープアカデミー (『バイオレット』の場合) の校長をつとめる初老の男性 (以後、オレンジアカデミー/グレープアカデミーは単に『アカデミー』と呼称する) 。はじめに出会うのは引っ越してきたばかりで編入しようとしている主人公の家に、自ら資料を届けに来るシーンである。曰く、「アカデミーの不手際は すべて 私の責任 ですので……」とのこと。この責任感の強さは別の場面でも如実に現れることとなる。
とはいえ厳格な人物というわけでもなく、生徒たちひとりひとりと向き合い、その成長をサポートしようと東奔西走する教育者の鑑とも呼べる人物。若者の文化も理解しようと自らも勉強をしている。主人公をはじめとした生徒やポケモン相手でもさん付けする丁寧な人物。
実は校長としてアカデミーに赴任したのは一年半とまだ短い。これはアカデミーの他の教師にもいえることで、前教職員が一年半前に総辞職しているため、教員総入れ替えになってしまったからである。主人公の担任教師であり現役のポケモン研究者であるジニアはクラベルの前職における元部下であるほか、『スカーレット』ではオーリム、『バイオレット』ではフトゥーといったポケモン博士とも友人であることを明かしているためクラベル本人もかつてはポケモン研究に携わっていたとみられている。
親のことで悩んでいるペパーや他の生徒たちとも真剣に向き合ういい教師である。また、主人公とはとある場面でポケモンバトルを行うが、その際に彼の手持ちが本来入っているプレミアボールではなく、通常のモンスターボールであることから、あくまで主人公の力量を確認するための手加減パーティなのではないかと見られている。
発売前の時点ではプレイヤーたちから、黒幕であることを疑われていた。これは、過去作においてスカル団やエール団といった「組織としての野望がない、または小さい」組織が登場していた場合、別に物語の黒幕になるようなキャラクター (ルザミーネやローズ) が登場していたこともあり、本作の悪の組織が学園の不良グループ止まりであるスター団ということもあって、別に黒幕がいると見られ、それにふさわしいキャラクターとして「スター団を退学にしようと思えばできるのにしていない」クラベルが疑われたわけである。
『ポケモンSV』のメインルートの一つ、『スターダスト☆ストリート』にて、ネルケと身分を偽り主人公の相棒として参戦する (詳細はネルケ(ポケモン)を参照のこと) 。黒幕どころか、むしろスター団ひとりひとりと向き合うために自ら彼らと対話しようとしていたのである。なおスター団の多くはクラベルが赴任する前から不登校を続けるメンバーが多いため変装は見破られていなかったが、主人公には初見で「校長……?」と見破られている。
そして、スター団の実態、そしてそれを知り得なかった理由が前教頭の情報隠蔽、及びそれに伴う全教職員の入れ替えにあると知ったクラベルは、カシオペアとの戦いを前に主人公の力量と覚悟を自らポケモンバトルのなかで確認し、その後主人公にカシオペアに勝ってほしいと依頼する。
主人公とカシオペアの戦いを見届けると、スター団のボスたちをグラウンドに呼び、スター団の退学勧告の撤回、そして数々のスター団の起こした校則違反を奉仕活動を条件に許すことを話す。
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最終更新:2024/04/20(土) 08:00
最終更新:2024/04/20(土) 08:00
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