かがやき(列車) 単語


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カガヤキ

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かがやき」とは

  1. JR東日本・JR西日本によって運行されていた、在来線特急列車の列車名。→かがやき(在来線特急)
  2. JR東日本・JR西日本によって運行される新幹線列車の列車名。→かがやき(新幹線)

かがやき(在来線特急)の概要

青函トンネル開業に伴う全国的なダイヤ改正で、上越新幹線経由で東京と北陸の時間短縮を目的として長岡~金沢間に設定されたのが特急かがやきである。

新潟~長岡~金沢間には特急北越等も運行されていたが、特急かがやきは県都新潟市を無視し新幹線停車駅の長岡駅を始発・終着とする事により完全に新幹線利用客をターゲットとしていた。また、長岡駅乗り換えで東京と北陸を最速で結ぶという目的から途中の停車駅も直江津駅・富山駅・高岡駅のみに絞られていた。使用車両も自由席・グリーン車無しの全車指定席で塗装変更の485系4両編成が使用されていた。ちなみにヘッドマークには「スーパーかがやき」と書かれており、これは東海道新幹線経由で東京と北陸を最速で結ぶ事が目的とされた米原~金沢間の特急きらめきも同様であった。

かがやきが設定されたダイヤ改正で、上越新幹線側でも上野駅と長岡駅をノンストップで運行するあさひが設定されており、かがやきはこのあさひと長岡駅で接続していた。

同コンセプトで設定された東海道新幹線接続特急きらめき加越との差別化が出来ず利用客が伸びなかったのに対し、かがやきは上野~長野~直江津~金沢間の特急白山の分離等もあり最終的には6往復にまで増発される。また好評で指定券が取りにくかった事もあり4両編成から6両編成に増強の上で自由席やグリーン車も設けられる事となる。

その後、ほくほく線開業のダイヤ改正で一部の雷鳥北越と共に上越新幹線接続列車ははくたか10往復に譲り、特急かがやきは10年弱の歴史に幕を下ろしている。

廃止直前の運行形態

  • 運行区間:長岡~金沢・福井・和倉温泉
  • 運行本数:長岡~金沢・福井・和倉温泉間で合計6往復(福井駅発着と和倉温泉駅発着はそれぞれ1往復)
  • 最高速度:120km/h
  • 使用車両:485系
  • 運行終了日:1997年3月22日

停車駅

駅名

















かがやき

(●:全列車が停車、▲:一部列車が停車、―:全列車が通過)

金沢駅以遠の途中停車駅は福井駅発着が小松駅・加賀温泉駅・芦原温泉駅に、和倉温泉駅発着が七尾駅に停車していた。魚津駅は1往復のみ停車。柏崎駅・糸魚川駅は他の昼行特急は全て停車していたがかがやきは通過していた。

かがやき(新幹線)の概要

2013年に、「かがやき」の名が北陸新幹線の列車名に使われることが発表された。

北陸新幹線「かがやき」は東京~金沢間を最速達で結ぶ列車である。
1日10往復が運行され、所要時間は東京~金沢間が最速2時間28分。一部列車は金沢駅で北陸本線の特急「ダイナスター」と接続する。

使用車両はJR東日本E7系(12両編成)とJR西日本W7系(12両編成)。なお、両者の仕様はほぼ同一である。
また、全車指定席で運行される。グリーン車、グランクラスのサービスも提供される。

2015年2月14日、開業日である3月14日発の「かがやき」の指定席特急券が発売されたが、東京駅発、金沢駅発ともに一番列車の指定席特急券は発売開始からわずか25秒で完売した。

運行形態

  • 運行区間:東京~金沢
  • 運行本数:1日10往復
  • 所要時間:2時間28分(最速)
  • 最高速度:260km/h
  • 表定速度:182.6km/h(最速)
  • 使用車両:E7系・W7系
  • 運行開始日:2015年3月14日

停車駅(他列車との比較)

北陸新幹線停車駅一覧(2016年3月26日から)
列車名 東京駅 上野駅 大宮駅 熊谷駅 本庄早稲田駅 高崎駅 安中榛名駅 軽井沢駅 佐久平駅 上田駅 長野駅 飯山駅 上越妙高駅 糸魚川駅 黒部宇奈月温泉駅 富山駅 新高岡駅 金沢駅
かがやき
はくたか
つるぎ
あさま

(●:全列車が停車、▲:一部列車が停車、―:全列車が通過)

※ただし、臨時で運転されるかがやきの内、1往復は新高岡駅にも停車する。

編成図

東京⇔金沢

1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 10号車 11号車 12号車
指定席 指定席 指定席 指定席 指定席 指定席 指定席 指定席 指定席 指定席 グリーン グランクラス

列車名の由来

「朝日輝き、光煌めく」という言葉が由来。
新幹線あさひからの乗り継ぎという事で「かがやき」と名付けられた。
対になる新幹線ひかりからの乗り継ぎ特急は「きらめき」であった。 

年表

特急「かがやき」

1988年3月 長岡~金沢間に特急かがやき2往復が設定される。
停車駅は長岡 - 直江津 - 富山 - 高岡 - 金沢

1989年3月 2往復増発されかがやき4往復となる。

1991年3月 長岡~金沢~福井間の1往復増発しかがやき5往復となる。

1992年3月 長岡~金沢~和倉温泉間の1往復を増発しかがやき6往復に増発。

1997年3月 ほくほく線開業に伴い特急かがやき廃止。

北陸新幹線「かがやき」

2013年10月10日 JR東日本及びJR西日本が、北陸新幹線の愛称として東京-金沢間直通速達列車の名称を「かがやき」と発表

2015年3月14日 北陸新幹線金沢延伸開業に合わせ、運行開始。

関連動画

関連項目

  • 鉄道列車名一覧
  • 信越本線・北陸本線・七尾線
  • 東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線
  • 485系
  • JR東日本・JR西日本
  • きらめき(列車) - 同コンセプトで設定されていた特急
  • あさひ(列車) - 長岡駅で接続していた新幹線
  • はくたか(列車) - 北陸新幹線において当列車の下位にあたる列車
東北北海道上越北陸新幹線及び山形秋田新幹線の車両
200系 - 400系 - E1系 - E2系 - E3系 - E4系 - E5系/H5系 - E6系 - E7系/W7系
東北北海道上越北陸新幹線及び山形秋田新幹線の列車
東北北海道はやぶさ - はやて - やまびこ - なすの - あおば
上越とき - たにがわ - あさひ
北陸かがやき - はくたか - つるぎ - あさま
山形秋田つばさ - こまち    ※下線付きは現在不使用
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