「そんなバナナ」とは、日本における由緒正しいギャグの一つである。
人が驚いた際に発する言葉「そんなバカな」と果物の「バナナ」をかけたもの。
『え~ 説明これだけ?』『だよ♪』『そんなバナナ!』
恐らく、日本人なら誰もが一度は聞いたことのあるギャグであろう。「いかにも」な「分りやす~い」昭和風味が逆にウケるのか、この21世紀の世の中においても代表的な死語、オヤジギャグの一つとして広く巷間に親しまれている。
語源について諸説ある。元からあった説と1980年代に大流行した漫画「おぼっちゃまくん」発祥説である。
そんなバナナというギャグが日本に広まった原因と見られるのはいくつかあると推測する。
1980年代にはそんな「そんなバナナ」は子供達の大流行する。
その原因は1986年から1990年代にかけて大人気だった漫画「おぼっちゃまくん」では、主人公、御坊茶魔の決めゼリフギャグとして使われていたため。
作者の小林よしのりはこの漫画のために「おぼっちゃまくん」を作ったと語っており日本中に広まった。(そのためそんなバナナはおぼっちゃまくん発祥とする説が強い。Wikipediaではおぼっちゃまくん発祥としている。)
当時おぼっちゃまくんが喋る「茶魔語」は子供達がよく真似し社会問題とまで言われた。(社会現象ではなく社会問題)
この漫画はシリーズで600万部を売り上げ、アニメ化もされるなど当時は人気を博しており、その頃の小学生たちは本当によく真似をしていた。
「そんなバナナ!」
そんなバナナというギャグの使い方は誰かが変なことを言った後や信じられないことを言った後に「そんなバナナ!」と言う。
いずれにしろ、ギスギスとした世相に、ノホホンとした安らぎを与えてくれる暖かい言葉として、今でも人気が有ることは冒頭に述べたとおりである。だからもし誰かがこのギャグを使い、スベッたとしても、その時はバナナの皮に免じて許してちょんまげ。
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最終更新:2024/05/25(土) 11:00
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