果物 単語

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果物(くだもの)とは、果になる実のことである。果ともいい、またフルーツと呼ばれることも多い。また、東京では江戸時代からの習で菓子と呼ぶこともあり、元々「菓子」という言葉自体が果物のことをした(菓は木に成る実のこと)。

概要

果物は前述したとおり、基本は「果」に成る実をす言葉である。更に詳しく定義を述べると「2年以上栽培する植物及び木本植物のうち、果実を食用とするもの」としている。そのため、農林水産省定義では、一年で結実する果実(いちごスイカメロン)は野菜(果実的野菜という意味で果菜ともいう)という扱いとなっている。

一方、消費者の視点で考慮が必要となる市場や流通小売側では、糖度の高く単品でデザートになりやすい食材を果実として扱っている(果とは青物野菜》と果実のこと)。逆にアボカドオリーブ山椒ギンナンなどは木に生るが、甘さがほとんどないために、デザートには適さず、野菜ハーブスパイス類として扱われることが多い。

果物の種類

果物を専門的に分類すると以下のように分かれる。

果物の栄養素と健康効果

厚生労働省民の一人あたりの果物消費量が減少している傾向を受け、果物の消費を促している。その背景にあるのは、果物の優れた栄養素健康効果にある。健康効果を標榜できるのは2017年現在みかんだけであるが、他の果物も健康効果に優れたものが多い。ただし、今日では消費者のニーズに応えた結果、糖度の高い果が多くなっており、果糖の過剰摂取には注意が必要である。

果物と観光

産地の大きな特長の一つとして、観光園や直売所販売といった観光産業が成り立つことであり、特に大都市圏交通網などで結びつくとそれに特化されて発展し、市場出荷と並ぶ要販売手段となっている。そのため、果物の生産は野菜などとは異なり、収穫量と出荷量が大きく異なるケースが多い。これは最初から市場出荷を的とせず、観光園として生産している農家も多いからで、特に大都市近郊の果産地ほどこの傾向が強い。例として日本一産地である千葉県は、観光に占める割合が全体の7割をえている。また、神奈川県大阪府和歌山県北部のみかん産地も観光に大きく依存している。

的に有名な観光園密集地帯としては、福島県福島市伊達市に至るフルーツライン和歌山県紀の川市かつらぎ町などの和歌山県紀北地方福岡県南部筑後川付近があり、市場出荷の産地と較すると、様々な果物を作っているのが特徴。

謎のキャッチフレーズ「果樹王国」

なぜか、果の生産が盛んだと「果」という名称を名乗ることが多い。発端は不明だが、少なくとも昭和後期にはJA和歌山県連がこのフレーズを用いていた。後に山形県東根市岡山県岡山市福島県福島市愛媛県山梨県なども名乗っている。

昔はWikipediaにも当該記事があり、あまりにも中身がなかったので後で利用者が色々書き加えたらただの宣伝記事となってしまい、削除されてしまったことがある。

都道府県別果樹ランキング

2014年データを参考にしたランキングである。また、農林水産省における要果みかん柑橘類※、りんごぶどう、西洋梨びわ桜桃すももキウイフルーツパイナップル要果15種類と特産果のうち特に生産量の多い、いちじくゆずレモンブルーベリーの4種、これに果菜のいちごメロンスイカ全22種を今回のランキングとする(カッコ内は全から見た偏差値

※ここでは伊予柑夏蜜柑八朔不知火などの中晩柑のこと。また、レモンゆずを除く

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