まほろばとは、JR西日本の臨時特急である。通勤特急らくラクやまとについてもこちらで記述する
2010年4月~6月に行われたJRの「奈良ディスティネーションキャンペーン」に合わせて運行されたものが初出で、この時点では新大阪駅と奈良駅を東海道本線(梅田貨物線)・大阪環状線・関西本線経由で結んでいた。車両は日根野電車区所属の381系(C編成)で、専用のヘッドマークも掲出。だがこの時は同キャンペーンとともに列車の運行も終了となった。
しかし、2019年に季節運行ながら設定が復活。区間は大阪駅~奈良駅間(おおさか東線・関西本線経由)(うめきた開業前は新大阪~奈良)となり、車両は日根野所属の「くろしお」向け287系に置き換わった。以降、基本的に毎年設定されている。2023年シーズンから法隆寺が停車駅に加わった。
2025年3月のダイヤ改正にてこれまでの臨時列車から土休日の1往復定期列車とするとともに、リニューアルした専用車両「安寧」(2025年4月5日~)「悠久」(2025年秋)が充当されることとなった。リニューアル車は683系2000番台が種車となった京都所属の683系6000番台。また、ダイヤ改正日から万博期間中は1往復が臨時列車(91号・92号)として設定される。
「やまとじライナー」の後継になるかと思われたがそちらは2023年3月より「らくラクやまと」で代替された。こちらは2010年運転時の「まほろば」と同じ大阪環状線、天王寺・西九条、梅田貨物線経由のルートで運転される。「やまとじライナー」同様に日根野所属の車両が充当されているが、両数はやまとじライナーの381系6両から半減して287系付属3両編成になった。乗車率は大阪方面行きはそれなりだが奈良方面行きは天王寺駅から奈良駅まで先行する区間快速を追い抜かずケツを舐めながら走り続ける為か休日前でもあまり乗っている様に感じられず、空気輸送の様な状態だった(1両辺りに4~5人程度だった。2024年8月頃に乗った感想)。
新たなる顧客確保の為に2025年3月15日のダイヤ改正で「らくラクやまと」の停車駅に新たに八尾駅・柏原駅が停車駅に追加された。これにより大和路線区間において「快速より停車駅の多い遅い特急」が爆誕する事になった。683系6000番台の担当するまほろばは休日のみの運行であるが、現状「らくラクやまと」運用への充当は予定されていない。
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最終更新:2025/12/07(日) 02:00
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