網干総合車両所とは、JR西日本近畿統括本部(神戸支社)の総合車両所である。
阪神・淡路大震災において被災し復旧した鷹取工場の敷地を震災復興の為に提供する事となった為、鷹取工場の機能と明石電車区の検修部門を網干電車区に移設して2000年に発足した。
なお、この網干総合車両所は山陽新幹線博多総合車両所をモデルにしており、これは在来線の基地としては全国的に見ても初めての例である(かつては在来線では車両基地部門と工場部門は別であったが、新幹線は一つの組織の下であった)。
この網干には編成単位(最大8両)でジャッキアップできる装置があるが、これは網干で初めて導入された。
本所の網干に907両、明石支所に753両、明石支所加古川派出所に20両が配置されている。
また、これ以外の車両の検査を担当する事もあり、岡山支社車両の末期色化も網干で行われている。
※但し、ディーゼル車も入線するがエンジンの検査や修理の場合は網干ではなくディーゼル車の比率が高い米子支社の後藤総合車両所へ回される。
225系投入に伴い225系0番台や100番台も順次配備され、余剰となった221系が吹田総合車両所へ転出し国鉄型を置き換えている。
2012年6月の組織改正により宮原総合運転所が網干総合車両所の支所に変更された他、これまで京都総合運転所(現:吹田総合車両所京都支所)の派出所だった野洲・米原が宮原支所の派出所に、また吹田工場(現:吹田総合車両所)の高槻派出所も宮原支所の派出所に変更となっている。これにより網干総合車両所の支所は明石・宮原、派出所は加古川・高槻・野洲・米原となっている。
さらに現在は気動車の余部派出所(姫路鉄道部)も網干本所の派出所として傘下におさめている。
網干 | 明石 | 加古川 | 宮原 | 余部 |
225系(244) | 321系(273) | 125系(4) | 225系(42) | キハ122形(7) |
223系(620) | 207系(470) | 103系(14) | 223系(52) | キハ127形(12) |
221系(12) | 87系(10) | |||
103系(18) | 12系(5) | |||
クモヤ145(1) | 14系(7) | |||
DD51(5) | ||||
DE10(3) |
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最終更新:2024/12/02(月) 09:00
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